魔女修行に出たキキ。
あちこちの街に立ち寄りながら、コリコの街にたどり着きます。
とあるパン屋の前を通りかかると、お客さんの忘れ物を持って出てきたその店のおかみさんと出くわします。
ほうきで飛ぶ特技で、その忘れ物を持ち主に届けたキキはおかみさんに気に入られ、お礼も兼ねて屋根裏部屋に住まわせてもらえることになります。
これが全てのスタートとなり、キキの魔女と人生の修行が始まっていくわけです。
このおかみさんというのがおそのさんで、キキの良き理解者でありサポート役をになっていきます。
ここでは、そんなキキも頼りにしているおそのさんにスポットを当てて行きたいと思います。
【魔女宅】パン屋のおそのさんのプロフィール
- 名前:その
- 年齢:26歳
- 夫:フクオ
コリコの街で旦那さんのフクオとパン屋を営み、おかみさんとして奮闘中なのがおそのさんです。
「ここらじゃ、パン屋のおそので通ってるんだ」と自己紹介していることから、「おその」というのは愛称であることが分かります。
おそのさんの本名は「その」さんで、お母さんが「およのさん」と呼ばれていたことに由来した愛称のようです。
年齢は26歳で、目下一人目の赤ちゃんを妊娠していて、大きなお腹でパン屋の切り盛りをテキパキこなしています。
そんなおそのさんは、気持ちの優しいサバサバ系女子で、歯に衣着せぬ物言いで竹を割ったような性格をしています。
青春時代にはつっぱった経験もあるようで、そういったことから年の割りにしっかりしているのかもしれません。
知らない街で心細く戸惑うことの多いキキに、その気持ちを察しているかのような温かい言葉をかけ励まし寄り添う素敵な女性です。
【魔女宅】原作に書かれたおそのさんの幼少期と旦那の馴れ初めは?
そんな素敵なおそのさんを射止めた旦那さんとの馴れ初めやおそのさんの生い立ちなどは、原作で振り返ることができます。
原作によると、旦那のフクオとは小さい頃からの幼馴染だったようです。
フクオの家が牛乳屋、おそのさんの家がパン屋という関係もあり、お互い家族ともどもよく知る間柄だったのです。
ですが成長するにつれ二人は疎遠になり、更にはおそのさんが両親の他界で旅に出たことで離れ離れとなります。
時がたち、くしくも失恋によってコリコの街に戻ってきたおそのさんは、両親と同じパン屋を開業します。
そのことで、牛乳屋の後を継いでいたフクオと再会するのです。
昔のように、おそのさんのもとに牛乳を配達するようになったフクオとの距離は、再び縮まり結婚までいくという二人の幼少期と馴れ初めです。
ただ、結婚に至る決定打の話は描かれていないので想像にお任せと言ったところでしょうか。
でもきっと口数の少ないフクオのことですから、気持ちをうまく表現できずにいたのではと思いますよね。
そう考えると結婚に至るには、おそのさんがフクオの気持ちを汲みつつもリードして進めたのかななんて思えてきたりします。
その想像に近い内容が、出所謎のもう一つの馴れ初め話です。
二人の出会い方は原作とは全く違うものの、結婚を決める二人のやり取りが想像どおりというか。
おそのさんから「私と結婚する気あるの?」と迫られたフクオが、照れながらもうなずくという内容で妙にしっくりきます。
なんにしても、今やツーカーの仲というか、とても良いコンビネーションのご夫婦ですよね。
そんな旦那のフクオについてもまとめてあります!
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【魔女宅】おそのさんの声優は?
そんな、明るくはきはきとした印象を抱くおそのさんの声優さんはというと、戸田恵子さんです。
小学校5年生で芸能界に子役デビューし、その後1979年「眠れる森の美女」のオーロラ姫として声優デビューも果たします。
様々なキャリアを積み上げる中で、声優業では「キャッツアイ」の瞳役や、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎、「それゆけアンパンマン」のアンパンマンなど有名どころを数々こなしています。
https://tvtopic.goo.ne.jp/cast/0000014097
また女優業の方でも、多くのドラマや映画に出演されている有名女優さんで、幅広い活躍といつまでも変わらない綺麗さで人気も高いです。
このおそのさんの役では、戸田さんのちゃきちゃきしたイメージとも通じるような雰囲気があって、偉そうなことを言わせてもらうと、はまり役だったのではとひとりニンマリしています。
【魔女宅】おそのさんの胸に突き刺さるセリフを紹介!
明るくきっぷのいいおそのさんですが、キキにとっては頼りになるお姉さんだったに違いありません。
キキが落ち込んだり迷ったりするときに温かく的確な言葉で励まし、自分で考えるスペースを保ちながら導いてくれていたように思います。
それらを特に感じる言葉を少し紹介すると、まずは「大きな街だからいろんな人がいるさ。でも私はあんたが気に入ったよ」です。
少女が一人で全く知らない土地に来て慣れないモノやコトばかりの時、どんなに嬉しい言葉だったか、自分を好きと言ってくれる人がいることのパワーを感じます。
https://bibi-star.jp/posts/6598
次は「黒は女を美しく見せるんだから。」です。
これは、トンボからパーティに誘われたものの、いつも着ている黒の服しか持っていないキキは引け目を感じます。
おシャレな服装のみんなと自分を比べたことで生じた劣等感を打ち消して、自信を持たせてくれた一言です。
最後もう一つは「ミルク粥を作ってあげる」です。
ありきたりなようですが、全てに傷ついている時に何も聞かず優しく言ってくれたその言葉は、温かく包み込むようでキキの心に染み渡ったはずです。
これらの素敵な言葉たちに共通しているのは、押しつけがましさがないところです。
キキに判断や決断をゆだねながら言ってくれているので、キキの心に素直に入っていくのでしょう。
まとめ
率直に、こんなお姉ちゃんにいてほしい!と思いますよね。
いつも心は寄りそってくれているのに、押しつけないので安心できますし。
しっかり支えてくれながらも、自分で考える余地も残していてくれているので居場所もあります。
きっとこれが、ああしたほうがいいとか、こうするべきだよという言葉だったら、キキも反発してしまっていたかもしれませんよね。
おそのさんの自分の経験がこのような言葉になったのか、ここまできておそのさんて相当な人格者なのではと思い始めました。
そういえば妊娠中でしたが、子育てぶりがこの後どうなっていくのか楽しみですよね。
どうやらみんなも同じ思いだったのか、その後の夫婦のドタバタ子育て奮闘記ぶりは、「おソノさんの毎日は大騒ぎ」というスピンオフ企画で描かれているようです。
http://flying-fantasy-garden.blogspot.com/2014/07/blog-post_8.html
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