父親とは借金で疎遠に?ムロツヨシの父親ってどんな人なの?

ムロさんのご両親というのは、まだムロさんが幼かった頃に離婚してしまいます。

そのため、親権を取った父親の元にムロさんとお姉さんは身を寄せることになったのですが、父親は育児放棄。

見かねた祖父母や親戚がムロさんたちを預かり、実際に面倒を見て育ててくれていたといいます。

親権まで取ったのに、親になりきれなかったムロさんのお父さんのチグハグな行動が、ムロさんたち姉弟の人生に大きな影響を及ぼしていくわけです。

普通の家庭環境ではあり得ないことを経験させられることになったムロさんですが、そんな父親に対してどんなことを思うのでしょうか。

父親の人となりに迫りつつ、ムロさんが抱く気持ちを紐解いてみます。

目次

ムロツヨシの父親ってどんな人?

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仕事は大工さんをされていたというムロさんのお父さん。

職人さんというと硬派な感じを想像しますが、ムロさんのお父さんは逆で、家庭を持つのが不向きと言えるくらい軟派なタイプだったといいます。

なにせ、「子供の面倒を見ない」「女性関係が派手」「無神経」と三拍子揃っていて、勝手すぎるくらい自由な人だったようなのです。

「子供の面倒を見ない」ということについては、ムロさんの幼少期の話から一目瞭然。

ムロさんたちをほったらかして家に帰ってこなかったといいますから、保護者としての責任感は感じられませんよね。

「女性関係が派手」というのは、一度に複数の女性とというわけではなかったようですが、女性の影は絶えなかったようです。

付き合うとすぐ一緒に暮らし始めるのですが、しばらくすると別れてしまいまた別な女性とというのを繰り返す感じだったといいます。

手当たり次第ではないのですが、次から次へという感じが否めません。

「無神経」というのは、根本に自分と女性の関係が一番にあったために、自分の子供たちをないがしろにしてしまっていたことです。

例えば、学校が長期休みになると女性と住む家にムロさんたちを呼んで滞在させたり。

女性と暮らすための部屋を、ムロさんたちが住む祖父母の家の隣に借りたり。

親としては、全くピントのずれた行動ばかりという感じは否めません。

こうやって見てみるとムロさんのお父さんは、そもそも父親ではなくずっと一人の男性だったのかもしれませんね。

子供が嫌いということではなさそうですが、それより優先されるのは自分の寂しさや気持ちの寄りどころ。

一つのところに留まれず、理想とする女性を求め続けるような流動的なタイプのように感じます。

軟派というには心が弱い感じにとれますが、家庭を持つのは不向きということは十分に理解できますね。

ムロツヨシの父親は離婚再婚を繰り返していた

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ムロさんが知る限りでお父さんは、お母さんとの結婚を含めて全部で3回結婚されているようです。

付き合った女性と割とすぐに一緒に住んで籍も入れるのですが、上手くいかなくなって離婚しちゃうというのを繰り返してしまうのです。

その遍歴はというと、まずムロさんのお母さんと離婚後、3人の子供を持つ女性とお付き合いしたようです。

この頃がちょうど、学校が休みになるとムロさんたち姉弟を女性と暮らす家へ呼び寄せていたころになります。

この女性とは籍は入れなかったようですが、いつの間にかお別れしていたようです。

その後、小学校高学年になったムロさんに突然「結婚する」と報告してきたというお父さん。

離婚後最初の再婚は、2人の子供を持つ女性とだったようです。

この頃といえば、お父さんが突然祖父母の家の隣に部屋を借りて、新しい家族と住み出した頃になります。

ムロさんたち姉弟が一緒に暮らすことはなかったのですが子供同士の交流はあって、現在でも一緒にご飯をするほどの仲のようです。

とはいえ、その女性ともほどなくして離婚してしまいます。

借りていた家も出てしまったお父さんは、また新しい女性と暮らし始め再々婚へと踏みきっていったようです。

ただ、ムロさんの父親との交流もこの辺りを境に無くなってしまったようで、その後もその女性とうまくいっているかは定かではないようです。

こう見るとお父さんは、女性関係が派手といっても手当たり次第というパターンではなく、うまくいきそうでいかずに別れを繰り返すといった感じの様子。

子供たちもいるなら、もう少し上手くいくように話し合ったりできなかったのかなあと思ってしまいますが。

最初の離婚では、幼かったムロさんでさえも記憶に残るほどの夫婦喧嘩を何度も繰り返していたようですから、そんな簡単な話ではなさそうです。

そしてそれが毎回の離婚原因なら、お父さんは感情を優先してしまうタイプだったということなのかもしれませんね。

夫婦間の冷静な話し合いが苦手で、すぐに別れを選んでしまうような姿を想像してしまいます。

ムロツヨシと父親は借金が原因で疎遠に

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女性との関係もなかなか上手くいかず、なかなか落ち着きを見なかったお父さんは、ついにお金の面でも借金問題を起こしてしまいます。

そのせいでムロさんは、お父さんと決別し絶縁せざるを得なくなるわけですが。

時期としては、ちょうどムロさんが大学を中退して役者になる道を決意する頃になります。

退学するかを悩むムロさんのある意味背中を押した理由の一つとなった、学費という経済的な問題。

実はこの問題、お父さんの借金によって引き起こされた事態でした。

というのも、その借金の保証人を、ムロさんたちの面倒をみてくれていた親戚が請け負っていたからです。

借金の返済をしなければどうなるかぐらい当の本人も分かっていたと思うのですが、返済は滞ってしまいます。

そのため、保証人となった親戚が借金を全て肩代わりせざるを得なくなったのです。

しかも不運なアクシデントにも見舞われてしまい、ついに自己破産にまで追い込まれてしまいます。

親戚に恩義のあるムロさんにしてみれば、いくら父親といえども肩を持とうとは思えない事態となったのはもっともな話です。

お父さんとの決別を決意し、それ以来会っていないようです。

当然お父さん自身が、親戚と険悪な関係になってしまったのは言うまでもありませんが。

上乗せするように、そういった出来事に嫌気のさしたお姉さんは蒸発してしまったといいます。

お父さんの度重なる軽率さのせいで、ムロさん家族の全てが壊れてしまったわけです。

そんな状況では、ムロさん自身だって自分を見失ってもおかしくなかったはずですが、むしろそれを糧にしっかり夢を追いかけようと決めたのです。

しかも、親戚への恩返しに、役者の道を極めて「育てて良かったと思ってもらえるようになる!」と心に誓ったといいますから、俄然応援したくなります。

今ではそれも叶った訳ですが、そういったギリギリの家庭状況があったから頑張ってこれたというのもあるのかもしれませんね。

ムロツヨシはそれでも父親を恨んでない⁉︎

https://www.fanthology.me/entry/fan-muro-tsuyoshi

ムロさんの幼少期はなかなか波瀾万丈ですが、その要因を作っていたのは他でもないお父さんです。

耐えられなかったお姉さんは家を出て、おばあちゃんでさえもお父さんの好き勝手ぶりに憎しみを抱いたようですからよっぽどです。

そんな中にあってムロさんは父親のことを、1ミリも恨んでいないし軽蔑もしていない、決して嫌いじゃないといいます。

むしろ、子どもの頃からお父さんは楽しそうに生きているんだなと感じていたのだそうです。

どこか客観的に見れる自分もいるというムロさんは、自分のそんな境遇の家も面白いなあとさえ捉えていたようです。

お姉さんやおばあちゃんの状況から考えれば、ムロさんのそういった感覚は意外というか驚きな部分ではありますよね。

せめて父親の行動は迷惑だったとか、気に入らなかったという言葉が出てきてもおかしくないですから。

でもそう思わないのは、むしろ自分がこんな家庭環境だったからだと感謝するような経験があるからだそうなんです。

一つは喜劇役者になろうと思えたこと、もう一つはずっと自分を支えていてくれる友人に出会えたことだと言います。

この家庭環境だったから、みんなが笑ってくれることに安心感や喜びを覚えることができて、喜劇役者という道を選択できたし。

この家庭に育ったから巡り合えた友の存在が、役者という厳しい道のりを進む原動力になったといいます。

だからこそ自分の境遇も面白いと思えるし、父親を恨むようなこともないのです。

更にムロさんは、「オヤジの子供に生まれるかって聞かれたら『ハイ』と即答で言える」とも話しています。

自分に降りかかった境遇をムロさんなりに受け止め、プラスのエネルギーに変えているんだと感じられます。

まとめ

https://www.fashion-press.net/news/69070

ムロさんの子どもの頃は、お調子者だったようです。

というのも、面倒を見てくれている親戚に嫌われたら生きる場所がなくなると、子ども心に思っていたからで。

大人の顔色を伺っては、みんなが笑ってくれると安心感を覚え存在意義を実感していたといいます。

そもそもムロさんがそんな思いをすることになってしまった根本は、父親の無責任な行動でした。

「子供の面倒を見ない」「女性関係が派手」「無神経」というお父さんは、まさに家庭を持つのには不向きなタイプといえました。

にも関わらず結婚に踏み切ってしまうため、離婚は繰り返すし、子どもたちは振り回されるしという状況を招いてしまったのです。

しかも、そんな性格の自分に変わって子供たちを世話してくれた親戚や祖父母の、恩を仇で返すように引き起こした借金問題

結局、周りから大切な人たちがいなくなってしまったのは仕方なかったかもしれません。

でもそんな中唯一、息子のムロさんだけは、会えない環境ではあっても父親を理解し嫌わないというスタンスを貫いています。

色んな問題を引き起こしていた父親だけれど、子どもたちを嫌っていたわけではないというところがムロさんには通じていたのかもしれません。

それが信用するという意味ならば、ムロさんは今でもお父さんを信じているように思えます。

そして、これまでの不遇をプラスに変えていくことが、役者としての幅を広げムロさんの魅力ともなっているのかもしれません。

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