ジブリで1985年に公開されて以来、多くの人々に愛されテレビでも放送されてきた名作「魔女の宅急便」
魔法を使えなくなったキキやトンボなどの周囲の人たちとのつながり等がとても素敵に描かれた、メッセージ性のあるとても深い作品です。
そんな魔女の宅急便に出てくる絵描きの少女・ウルスラ。
ウルスラとキキには実は深いつながりがあることが分かっています。
今回はそんなキキとウルスラの関係についてまとめました。
「魔女宅」絵描きウルスラほキキの将来の姿!
「魔女の宅急便」に出てくる絵描きの少女・ウルスラは、森の中で絵を描くことに没頭している19歳の少女です。
キキが宅配便の品物を落としてしまったことから二人は出会い仲良くなり、キキにとってウルスラは落ち込んでいるときには励ましてくれるような良き相談相手のようなお姉さん的な存在にもなりました。
2人はもちろん別人ですが、親元を離れて生活を送っていることや、自分で決めた能力や世界で頑張っているところなど共通点が多数あります。
魔女宅は13歳の少女から大人になるキキを描いているストーリーですが、独り立ちして前向きに夢への道を歩んでいる19歳のウルスラはキキの将来の姿だと言われています。
この他にも新たな命を授かる26歳のおソノ、子供の独り立ちを遠くから見守る37歳のコキリ、孫が出来て老後の生活をゆっくりと過ごしている70歳の老婦人と、キキの将来の像をそれぞれが表しているのだと言われています。
絵描きウルスラとキキの声優は同じ高山みなみ
なんと絵描きのウルスラと主人公のキキは、同じ声優・高山みなみさんが演じています!
言われないと気付きませんよね!
19歳のウルスラと13歳のキキの声をとても上手く演じ分けています。
このときの高山みなみさんは声優になってなんと3年目の若手だったんだとか…!
元々はウルスラの声優に決まっていた高山みなみさんですが、その後キキの声が決まっていないことを知り、オーディションに参加。
見事合格しキキの声を務めることになったということです!
このキキとウルスラが同じ声優という設定にも意味があるのではと言われています。
ウルスラにとっては過去の自分に話しかけているシーン
キキにとっては未来の自分から励まされているシーン
同じ人物の過去と未来を表現し伝えあっているような…
キキとウルスラとの会話の中にも深い意味があるんですね!!
絵描きウルスラの名言が示すものとは
ウルスラは落ち込んでいるキキを自身の経験から励ましてくれますが、その言葉も名言と言割れるほど素敵なもの。
(キキが飛べなくなってしまったことに関しての会話)
ウルスラ「魔法も絵も似てるんだね 私もよく描けなくなるよ」
キキ「ほんと!? そういう時 どうするの」
ウルスラ「ダメだよ こっち見ちゃ」
キキ「私 前は何も考えなくても飛べたの でも 今は分からなくなっちゃった」
ウルスラ「そういう時はジタバタするしかないよ 描いて 描いて 描きまくる」
キキ「でも やっぱり飛べなかったら?」
ウルスラ「描くのをやめる 散歩したり 景色を見たり… 昼寝したり 何もしない そのうちに急に描きたくなるんだよ」
困難にぶつかったときには、すぐに諦めないことや、その時がくるのを待つことの大切さを教えてくれています。
また魔女は呪文ではなく血で飛ぶと言ったキキに対し、「魔女の血 絵描きの血 パン職人の血。神さまか誰かがくれた力なんだよね」と答えたウルスラ。
みんな必ず一つは才能があるのだと教えてくれています。
ウルスラの言葉一つ一つに、キキを通して私達へ語りかけるメッセージが込められているような気がしますね!
絵描きウルスラの絵は実在していた!
ウルスラが作中で描いていたペガサスの絵は、実際に惣菜することが分かっています。
それが、八戸市立湊中学養護学級の生徒たち3~4名が共同制作した版画です。
「天馬と牛と鳥が夜空をかけていく」という題で描かれたこのモデルの絵、とても素敵ですよね。
この絵は宮崎駿さんの義父が昔教えていたことのあるクラスの生徒が描いた絵だったようです。
まとめ
いかがでしたか。
「魔女の宅急便」の絵描きの少女・ウルスラについて、キキとの関係や声優等についてをまとめてきました。
ウルスラはキキの将来の姿という説があり、たしかに境遇も似ていることや声優も一緒ということであながち間違いではないのかもしれませんね!
19歳にして素晴らしいアドバイスをキキにするウルスラの言葉は、私達の胸にも突き刺さるものがあります。
メインの登場ではありませんが、ウルスラの言葉や出演シーンなは心に留めておきたいものがありますよね!
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