めいの言い間違えから判明?トトロのモデルはトロール説!その他可愛い言い間違えも紹介!

トトロにはチンチラ説やミミズク説、死神説が噂されていますが、そこに加えてもう一つの説が浮上しています。

それがトロール説です。

チンチラ説やミミズク説、死神説をまとめたのがこちら!

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トロールとは、北欧に古くから伝わる妖精のことで、各地様々なトロールが存在しているのも特徴的。

ノルウェーでは悪戯好きの小人として意外にも人気で、物がふっと無くなったときなどに「トロールのいたずら」などと言われたりします。

ですが、その他の地域では、邪悪で人を襲うような怪物みたいな存在で、見た目も巨人や老人、女のトロールという場合もあるようです。

そんなトロールがどういうわけでトトロのモデルと言われることになったのかには、メイの幼い子ならではの言い間違えも関係しているようですが。

その辺りも含めて、追求してみたいと思います。

目次

トトロのモデルはトロール?めいの言い間違えから判明!

https://lianjardin.exblog.jp/12636555/

メイがトトロを初めて目撃して、「トトロいたんだよ」と興奮気味にサツキに伝える場面があります。

それに対してサツキが、「絵本に出てたトロルのこと?」とメイに聞き返します。

ここがまさに、トロール説の原点だといえるのです。

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=35

たしかに「トトロ」と「トロル」という名前は似ているし、小さい子が言い間違えそうな感じがしてトトロとトロルの関連付けも完璧です。

しかも、どちらも森にいる妖精ということでしたしね。

そして「トロル」が出ている絵本といえば、北欧発祥の「三匹のがらがらどん」という絵本なのですが、メイとサツキも「三匹の山羊」という絵本をみているのです。

http://www.norwegianstyle.jp/SHOP/BF012.html

エンドロールで、お母さんが添い寝して読み聞かせている場面でしっかり描かれていますから、そこの関連付けも完璧です。

しかも、裏表紙にトトロらしき絵も描かれていたり、お話に大中小の山羊が出ているところは、大中小のトトロをイメージさせたりします。

その他にも、トロルが羊たちの邪魔をするために立っていたのは一本橋の上ですが、オープニングソングの「さんぽ」にある「いっぽんばしに でこぼこじゃりみち」と同じ道がイメージできますし。

この絵本自体、子どもの成長を意味していると言われているのですが、「となりのトトロ」もサツキとメイの成長という部分もテーマとして描かれています。

とまあ、こんなにたくさんの関連ポイントや共通部分があるのですが、トトロのモデルかと言われるとそうとは言い切れないのです。

ここまできてと思われちゃうでしょうが、いかんせんどう見ても北欧のトロルはどれもおっかないお化けで、トトロのような愛嬌のある姿や性格ではないからです。

ですから、見た目ということにおいては、チンチラやミミズク説の方が有力です。

ただ、トトロをサツキやメイと関連づけるという意味で、一つの要素としてトロルはトトロのモデルになったと言えます。

その他めいの可愛い言い間違えを紹介!

https://bibi-star.jp/posts/8921

「トトロがトロル?」という姉妹のかけ合いが、トトロはトロール説の発端とお話しましたが、これ以外にもメイはたくさん言い間違えをしています。

たとえば、「ところざわ」を「ととろざわ」とか、「おたまじゃくし」を「おじゃまたくし」とか。

有名なところで、「とうもろこし」を「とうもころし」なんていうのもありました。

「とうもーころし」なんておっかないですが、あまりにもたくさん「とうもころし」と言っていると間違えてしまいそうです。

少しだけ、メイの気分を疑似体験できたような気がしますが。

メイの名誉のために補足をすると、最初に言ったトロルの言い間違えは、実は言い間違えではないんです。

トトロ自身が発した声の音が、メイにはトトロと聞こえたから、サツキに「トトロ」と報告しただけなのでした。

いつも言い間違えの多いメイだけに、サツキが、きっと今回も「トロル」と言いたかったのねと勘違いしちゃったんですね。

でも、実際もこんなやりとりはあるある話なので、メイやサツキをとても身近に感じる一幕でもあります。

めいの年頃の子は言い間違えをしやすい⁈

こんな可愛らしい言い間違えをするのは、決してメイだけのことではないんです。

3、4歳くらいのお子さんがいらっしゃるお家では、きっといくつもの言い間違え話をお持ちだと思います。

http://www.jigsaw.jp/shop/g/gens7038114665/

つまりみんなが通る道で、専門的にいうと調音の難しさから起こる「音位転換」という現象なのだそうです。

要は、舌が回らないという現象ですね。

実はこれは大人にもあって、たとえば「山茶花」は「サンザカ」が言えなくて「サザンカ」と読まれるようになったといったものなどがあります。

でも、そんな言い間違えは大人になれば回数は減っていくもので、可愛い子ども言葉のように感じられるのです。

せっかくなので、そんな可愛い言い間違え例をいくつかあげると。

「エレベーター」が「エベレータ」、「しあわせ」が「しわわせ」、「おくすり」が「おすくり」、「やわらかい」が「やらわかい」などが多いようです。

この他にも、「たんぽこ」や「おぎにり」「がじゃいも」や「アンマンマン」もあがっていて、おもわず吹き出してしまいそうな可愛らしい言い間違えのオンパレードです。

また、「トトロ」も「トロロ」と言い間違えるらしく、結果一周回って「トロル」に近づいちゃってるじゃんと思った今日この頃です。

まとめ

https://dent-sweden.com/swedish-culture/scandinavian-culture/troll

そういえば、ムーミンの本名は「ムーミントロール」だったと知っていますか?

私なんかは、そうなのーとその話に飛びついてしまったのですが。

作者いわくは、ムーミンを「そんなに醜くなく、人間により身近な存在」としたかったようで、名前にこそトロールと入っているが、トロールではないと明言しています。

でも、作者がフィンランドの方なので、物語のなかで何かしらのトロールの影響は受けていると思われます。

トトロも、見た目も違うし凶暴でもないけれど、トトロを作り上げていく中でのひとつの要素としては大いに影響を受けたといえます。

そのことを、メイの言い間違えかのように、冒頭の姉妹の会話にサラッと含めているなんて。

宮崎駿監督、恐るべしだし、トトロって奥深いというところに落ち着いてしまいました。

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