大学中退理由は俳優を目指したから!ムロツヨシの3週間の大学時代を詳しくまとめ!

個性派俳優として活躍されているムロツヨシさん

ドラマや映画では存在感のある演技が光り、CMやバラエティではユーモラスな一面を垣間見せてくれますよね。

そんなセンス溢れるムロさんですが実は、一時、大学に進学していたってご存知だったでしょうか。

そして更に驚きだったのは、せっかく入った大学も途中でスパッとやめて俳優への道へ進んだということです。

そんなドタバタ感を聞くと、パッと想像する限りでもここがムロさんの分岐点だったのかなと感じますよね。

もしかしたら、その分岐点を知ることでムロさんの違った一面も知ることができそうですよね。

そこで真のムロさんを知るべく、その時の出来事や想いや考えといったことを深掘りしてみました。

目次

ムロツヨシは東京理科大学に通っていた!

https://geronag.com/actor/tsuyoshi-muro/5493/

ムロさんの進んだ大学というのは、偏差値60超えという「東京理科大学理学部数学科」です。

学校名を見るだけでも難しい数式なんかがチラついちゃって、頭のいい人が行く学校って感じですよね。

でも、高校生のころのムロさんは遊び呆けていて、そんなに学業を大事にしていたというわけではなかったようなんです。

だから、この大学にも一浪して猛勉強した後に入学できたといいますが。

当時、立教大学にも合格していたということなので、その努力の具合というのが見えてくるようです。

ムロさんが、そんな風に学業に対する考えが改まったきっかけには二つ理由があったようなんです。

一つは、その当時の時代背景として根深かった学歴社会というのがありました。

実力よりも学歴に重きがあり、良い大学を出れば良い就職先や大手就職先も見つけられるという風潮でした。

なので、まずは高学歴の枠に入れるようになるために、将来のことを考え大学を目指したということです。

https://yumeijinhensachi.com/archives/3924

そしてもう一つは、当時のムロさんのお姉さんが世間に反抗的だったことがあります。

家庭環境が悪いことが引き金でそうなったようで、一歩越えればムロさんもそうしていたのかもしれないという状況だったようです。

でも、姉弟揃ってそうなっては、育ててくれている祖父母に申し訳ないと感じたムロさん。

どちらかでも真面目に、ちゃんと大学に行かなくてはと考えた結果でした。

とはいえ、何で東京理科大学を選んだのかについては、理科大学って専門的でカッコいいと思ったからというあっさりした理由だったみたいで。

そもそもムロさんは感性の人だと思っていたので、そっちの方がしっくりくるなあと笑ってしまいます。

ただイメージ以上に、将来のことを考えて思慮深い人なんだと発見できた一部ではありますね。

ムロツヨシが大学をやめた理由は俳優を目指したからだった

https://geronag.com/actor/tsuyoshi-muro/5493/

そんなに考えて決めたはずの大学進学。

費やした努力も相当なものだったと察しますが、入学して3週間後には自主退学を決断してしまいます。

せっかく入ったのにもったいないと思ってしまうその決断の裏側には、「演技」という技にビビッときてしまったムロさんの熱い決意があったのです。

大学に入学してすぐの頃、ムロさんは二つのことについて悩み出したといいます。

一つは、同級生が語る将来への夢や展望です。

もちろんムロさんだって将来を考えて選んだ大学進学ですが、どちらかというと大学入学自体が目的となっていたといいます。

だから、勉強も純粋な興味や好奇心からということではなく、偏差値を上げるためのものだったのです。

ところが周りはもっと具体的なことを考えて、こうしたい・ああなりたいという夢を持って勉強していたのです。

それがとても羨ましく眩しく感じたと振り返るように、そこに自分との温度差を感じたようなのです。

そしてもう一つ、時期を同じくして家庭の経済状況の悪化が頭をもたげていました。

大学の費用もかかるなか、いつまでもこのままではいけない、早く自立しなければという思いが強くなっていたようなのです。

そんな時、深津絵里さんが出演している舞台があり、当時大ファンであったこともあって気分転換に観に行ってみることにしたのだそうです。

すると、段田安則さんの演技を見て、純粋に「あっち側、演者側になりたい」と感じてしまったのだそうです。

とはいえ、これまで役者なんて縁もゆかりもなかったわけですから、現実として「大学は?その後の人生は?」と考えざるを得なかったといいます。

それでも変わらない自分の熱い気持ちが、周りの同級生とやっと同じ感覚になれたと感じたのか。

金銭的にも、自分で稼げば家の負担も減るしとも思えたのか。

いずれにしても、ムロさんは何か答えを出したかのように、入学してわずか3週間で大学を自主退学するのです。

ムロツヨシの大学を辞めたい発言に祖母が号泣

このムロさんのスパッとした決断に、祖母は号泣してしまったといいますが、そこにはムロさんを想う親心がありました。

そもそもムロさんのご両親は、ムロさんが幼少の頃に離婚してしまいます。

そのため父親の元に引き取られることになったのですが、父親も自由な方で、ムロさん姉弟をおいて出ていってしまいます。

結局、まだ幼かった二人は、父方の親戚や祖父母の家で暮らすことになったんだそうです。

そんな中、本当の親のように二人を育てていたのが祖母だったようです。

そんな間柄だったからこそ、ムロさんが大学を辞めると聞いて祖母は心配になってしまったのです。

そりゃそうですよ。

大学に入ってひと安心と思いきや、突拍子もなく役者になりたいから大学辞めるだなんて心配しないわけがありません。

しかも祖母は、ムロさんが大学を出たら郵便局員さんにでもなって、安定した生活をしてくれることを願っていたといいます。

そんな想いとは真逆とも言えるムロさんの夢に、不安で仕方がなかったのでしょうね。

さらに、その時「蛙の子は蛙」と呟いたという祖母。

その真意を後々になって聞いてみると、ムロさんの父親も一時期役者を目指したことがあり、その後すぐに諦めてしまったという実績があったようなのです。

だからムロさんも同じように、一瞬の思いつきで行動して、すぐにその夢も諦めてしまうのではないかと思ったというのです。

ここまでくると、問答無用でムロさんのおばあさんの気持ちが理解できる気がしてしまって。

もし自分がおばあさんの立場だったとしても、同じように不安で心配でしかたなかったのではと思えてきます。

ムロツヨシは大学中退を後悔している?

https://rubese.net/lpedia001/target.php?name=%E3%83%A0%E3%83%AD%E3%83%84%E3%83%A8%E3%82%B7&id=217927

ご本人いわく、当時を振り返って大学を辞めたことに後悔はなく、むしろ感謝しかないと仰っています。

そんな風に言い切れるのは、大学を本当に辞めてしまっていいのかを、ムロさんが悩み考え抜いたからにつきます。

舞台を見て役者になりたいと感じた19歳の若者が、徹底的に失敗したら起きるであろう現実をシュミレートしたのです。

若い頃の夢なんて、本当ならワクワクしてドキドキして、希望しか見ていないことが多いものです。

ところが、ムロさんが行ったのは、大失敗する可能性や失敗したときどうなるかマイナスのシュミレーションをたくさん行なったのだそうです。

そうやって自分の覚悟をたくさん試しても、それでもなおかつ大学を辞めて役者の道に進もうと思ったといいます。

実際、役者の道に進んでからは、一筋縄で行くことは何一つなかったといいます。

オーディションを受けてもはしにも棒にも引っ掛からず、役者の養成所に通ってもチャンスもない日々が続くのです。

バイトをしながらの生活は不安にもなるだろうし、後悔があっても誰も非難したりしませんよ。

それでも後悔していないと言い切れるのは、何があっても自分の責任を自分で持つと決めることができたからこそかもしれません。

とはいえ、もし自分と同じように悩む高校生がいたら、「絶対、大学に行きなさい!」とアドバイスすると断言していました。

厳しい道のりを歩んできたムロさんだからこその、優しさが伝わってきてほっこりします。

ムロツヨシの大学時代の友人がすごい!(真鍋大度)

https://employment.en-japan.com/myresume/entry/2019/07/30/103000

さすが、ムロさん。

たった3週間の大学生活の間に、もう友人を作っていたんですね。

その一人が真鍋大度さんという方で、実は日本を代表するような凄い人なんです。

映像作家やプログラマー、インタラクションデザイナーとして世界的評価を受け、Mac誕生30周年スペシャルサイトで11人のキーパーソンに選ばれた経歴の持ち主。

その活躍は、perfumeのライブにおけるテクノロジー部門の企画・ディレクションやミュージックビデオの編集をはじめ、東京オリンピック招致のプレゼン映像制作。

NHK杯国際フィギュアのエキシビジョンの演出システムの開発から、リオオリンピック閉会式におけるセレモニーの映像ディレクションテクニカルディレクターの担当。

天皇陛下即位を祝う国民祭典の照明演出やソフト開発などなど。

国内外を問わず、責任ある重要ポジションでの仕事の遂行にあたっているようなんです。

そんな真鍋さんも学生当時を振り返ると、ムロさんが役者になると言って急に大学を辞めてしまったことがとても寂しかったと話します。

そんなことを聞くと、ムロさんが当時羨ましく思えるほどはっきりした夢を持って勉強していた同級生とは、真鍋さんのことだったのかもしれませんよね。

だとするならムロさんは、とても良い刺激を受けて役者への一歩を踏み出したんだなと感じます。

それにしても、そんな仲も出会ってまだ3週間ほどの間のことですから、本当ムロさんって人を惹きつける力が強い人ですよね。

個人的には、羨ましいなあと思ってしまいますが。

実はこの二人、最近になってSNS上で久しぶりの再会を果たしたようなんです。

そこで、ムロさんの声かけによって「非同期テック部」というのを立ち上げ、「ムロツヨシショー」の生配信を行なったようです。

その気になる「非同期テック部」の動画がこちら。

すごく斬新でムロさんらしいですよね!思ったことを直ぐに行動に移せる、ムロツヨシさんとその同級生である真鍋大度さんの行動力にも驚きです!

アクティブでセンス溢れるお二人ですから、これからも何かしらの発信をしてくれるのではと期待してしまいます。

まとめ

https://twitter.com/toyu0526/status/877856596570685441?lang=es

振り返ってみて後悔はないと言うムロさんも、同じ悩みを持つ高校生がいたら大学へ行くようにとアドバイスすると言いました。

決意と覚悟を持ってアクティブに活動してきたムロさんでも、ここまで来るには相当大変な道のりだったと想像できますね。

それは仕事があるないもさることながら、周囲の人間の反応の変化にも耐えなければならないこともあったはずです。

実際のところ、役者になると決めたムロさんに当初周囲は、「凄いね!ツヨシならできるよ!」と前向きに応援してくれていたといいます。

でも、一年二年三年と経つと、「すぐには無理だよね」にトーンダウン。

五年経つ頃には、影で「かわいそう、、。」と言われることも多かったようです。

それは、聞いてなくても耳に入ってくることでしょうし、直接「辞めちゃえよ」と言われるより辛い言葉だったかもしれませんね。

しかも、育ての祖父母にかけた心配も考えると早く立派な役者にという焦りと、自分が選んだ道なんだという信念との狭間で苦労したことと思います。

でも、そこで諦めてしまわず努力してくれたムロさんがいるから、今ドラマや映画で楽しいムロさん流の演技という技を見れています。

とはいえ、もし追いかける夢の芽が何年努力しても出なかったら、自分なら諦めてしまうかもと思うと、ムロさんって凄い根性だなあと尊敬しちゃいます。

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