2018年に起こったNGTの山口真帆さんに対する暴力事件。
当初メンバーの関与や暴行した男性の話の食い違い等、様々な憶測を呼んでいて、日本中が騒ぎ立てる事態となっていました。
この事件に関し、加害者男性2人に裁判を起こしたAKB48グループの運営会社・AKS(現ヴァーナロッサム)。
その裁判の結果が出たということですが、最終的にどうなったのか、またこの結果に世間の声はどうなっているのかについて、まとめました。
山口真帆の事件についての裁判の結果は?
山口真帆さんへの暴行事件に関しては、結果として双方の間で和解が成立したようです。
和解条項としてあげられているのがこちら。
- 被告側から数百万円が支払われること
- 男性2人の連名による謝罪文が提出されたこと
- NGT48の他メンバーが山口への暴行事件に関与していないことを男性2人が認めたこと
- 男性2人は今後48グループが関与するイベント等に参加しない“出禁処分”を受け入れたこと
等だということです。
全て加害者としては当たり前の罰だと思います。
和解したということは、AKSはもちろんですが山口真帆さんもこの結果で納得したということでしょうか…
和解となったとはいえ、社会的な影響も大きかった事件ですし、一人の女性をとても傷つけ、NGTの評価も落としてしまうような行為を行っているので、今後もしっかりと加害者には反省の念を持っていってほしいですね。
山口真帆の事件は和解を提案されていた
今回の裁判に関しては地裁3月2日日の弁論準備手続きで、両者に初めて和解の検討を促していたようです。
和解を進める理由としてこのような事があるようです。
実際地方裁判所に提起された訴えの約34%は和解で終わっているようです。
裁判官も、判決を書く手間が省け、判決が上訴され上級審で判決が審査されるのを心配し、民事紛争では和解が最良の解決との考えの下に、和解を勧めます。
http://www.asahi-net.or.jp/~zi3h-kwrz/kikenwakai.html
証人尋問をして判決まで争うという可能性もあったようですが今回の事件の場合はそこまでの追求は行わなかったようです。
個人的には徹底的に最後まで闘ってほしかった気もしますが、提訴したのが山口真帆さんではなかったことも理由としてあるのかな…なんて思ったりします…。
結局裁判は非公開になった理由は?
今回の裁判でAKS側は事件の真相究明を目的とし、遠藤弁護士も「公開法廷で事実を白日の下にさらしたい」と語っていたのにも関わらずが結局裁判所の裁量で非公開になりました。
非公開になる条件としては、「裁判官の全員一致で、公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがあると決した場合(憲法82条)」だということです。
情報や権利、秩序を保護する必要がある場合、裁判が公開されることで、それらがかえって侵害されてしまうような本末転倒のケースでは非公開が認められる。
https://www.excite.co.jp/news/article/Horitu_soudan_661/
ということのようです。
今回の事件はアイドルのかなりプライペートな部分も関わってくる問題でもあるとは思うので、非公開になる理由もわかります。
しかし結局非公開になったことで真相は闇の中ですね…
遠藤弁護士は裁判で認められた事実について明かしています。
- 1点目は、事件当時、山口の承諾を得ずに自宅を訪問し、少なくともドアを引っ張り合うという形で暴行したということ
- 2点目は、暴行事件直後に山口らから問い詰められた際、他のメンバーから山口の部屋番号を聞いたり、そそのかされて部屋に行ったなどと事実に反する発言をし、そうした録音テープが流出して誤解を招く結果になったこと
- 3点目としては、NGT48の他のメンバーは本件に一切関与していなかったということ
- 4点目として、本件事件に関して帰宅時間を推測できるような発言をしたメンバーに対し、自宅に行くということを告げずにバスに乗っているか聞いただけで、当該メンバーは事件について何も知らなかったということ
以上の4点を男性2人が認めた上で、運営に支障をきたしたことを謝罪したと言います。
個人的に一番気になるのは、男性の一人が山口さんに『メンバーに相談し、メンバーに提案されて、やったこと』などと話した録音データが残っていてそれについて男性は裁判で“適当なうそ”としたが、それは事実なのか…
そしてAKS側が地裁を介して求めた男性2人の供述調書などの開示も地検は応じず、結局不起訴になった理由も分からないままになってしまっている点。
本当に全てが正しく制裁されたのか、不透明なまま終わってしまった感があります。
ただ、裁判でしっかりと加害者男性に反省させることができたのは良かったのではないでしょうか。
山口真帆の事件の裁判結果に対する世間の声は?
今回の結果について、世間の声はどうなのでしょうか。
やはりまだもやもやが残っている人が多そうです。
結局非公開の裁判で、山口真帆さんとAKSの主張の食い違いもありましたしそこが明らかにされないまま今回の裁判になっていることもあるので、不透明なまま終わったことが、もやもやの原因ではないでしょうか。
まとめ
山口真帆さんの事件に関して、加害者とAKSの裁判は若いという形で膜を閉じました。
最後までなんだかもやもやが残る結果となってしまいましたが、山口真帆さんは違う道で頑張っていますし、のこっているNGTのメンバーも頑張っています。
彼女たちの今後のためにも、良い方向に進んでいってほしいですね。
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