NHK朝の連続テレビ小説「エール」にて、新津ちせさんは、主役「関内音」の妹「吟」の子供時代を演じ、成長後を演じる森七菜さんへとバトンを渡すことになります。
世間では、森さんと目元やほんわかした雰囲気が似ていると話題となっていますが、そこには彼女なりのプロ意識もあるようです。
まだ小学生でありながら、着実に芸歴を積み重ねていく彼女の、家庭環境にも迫りその背景を考えてみました。
新津ちせは父だけじゃない!母も祖父もすごい人だった
最近になって、だいぶ知れ渡ることになりましたが、新津ちせさんのお父さんは、「君の名は。」「元気の子」で一躍脚光を浴びた「新海誠」監督です。
これだけでも驚きですが、更に、お母さんやお祖父さんも名の知れた方たちだったのです。
まず、お母さんは、映画やドラマ、舞台で活躍された女優「三坂知絵子」さんです。
もしかしたら、ちせさんの女優魂は、お母さんの血筋かもしれませんね。
そして、お祖父さんは、明治42年創立の、長野の大手ゼネコン会社「新津組」の前社長「新津正勝」さんです。
この方は、新海監督側のお父様ですが、苗字が違う理由は、新海監督が「正勝」さんの地位や会社の恩恵を受けたくなかった為、芸名をつけたと言われています。
なんにせよ、ちせさんのご家族は、そうそうたる面々ということには変わりありません。
新津ちせは新海誠の娘であることを隠していた
そんな凄い環境にいるちせさんですが、これまで役を受けるにあたり、新海監督などの名前を、自分から伝えたことは一度もないそうです。
映画「3月のライオン」や「駅までの道を教えて」では、高い倍率のオーディションを受け、自分の演技力のみで勝負したようなのです。
そして、見事合格したことで役を勝ち取り、「駅までの道を教えて」では、主演を務めました。
そこには、父親のおかげでとか、七光りだと言わせないという、ちせさんの強い思いが感じられます。
あるインタビューでのやり取りでも、父親のことを聞かれると「あーやっぱり聞かれた」とがっかりしたというのは、まさにその裏付けではないでしょうか。
そして、そんな娘の考え方に対して、新海監督が何も言わないのは、自分が「新津組」の名前を出したくなかった時の気持ちとリンクしているのかもしれませんね。
新津ちせの子役としての実力がすごい!
自分の役者としての力で勝負しているちせさんですが、実際、その実力が注目を集めています。
4歳で、「ミスサイゴン」の舞台でデビューをして、映画やドラマはもちろんのこと、活躍の場がどんどん広がっているのがその証拠といえます。
例えば声優としては、「アナと雪の女王2」「アベンジャーズ」の日本語吹き替えで出演しています。
またCMでは、「きよらの卵」の「きよらグルメ仕立て編」で、ケチャップライスでできた猫が「一生のお願いです…」と話しかけてくる声は、記憶に新しいことでしょう。
更に、歌手活動では、「Foorin」のメンバーとして、米津玄師の「パプリカ」を歌っており、レコード大賞の最年少の受賞者として脚光を浴びました。
これらの結果を見れば、その実力の凄さは言わずもがなですが、更に、朝ドラ「エール」の撮影においても、それは発揮されているようです。
というのも、役の幼少期を演じる「自分」と、成長後を演じる「森七菜」さんとで違いがないように、森さんの演技の特徴を意識して取り組んでいるのだそう。
ほんわかした雰囲気だけど芯の強い視線、モーションの大きさなど、合わせるようにして、同一人物感を演出しているといいます。ひとこと言えるなら、あっぱれです。
まとめ
実際、ここまでまとめてきて、私は何歳の人のことを書いていたんだっけ?とわからなくなってしまうほど、経歴も役者として取り組む姿勢も大人顔負けです。
というよりも、もう、ひとりの女優さんとして歩んでいる感じが伝わってさえきます。
https://www.moviecollection.jp/interview_new/detail.html?id=996
そんなプロフェッショナルで、芯の通っているところは、こちらの家庭の血筋かもしれませんね。
とはいえ、まだ、小学生のちせさんです。今後どんな感性をもって、どんな生き方をされるか楽しみでもあり、このまま真っ直ぐに成長していってほしいとも思ってしまいます。
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