珪藻土バスマット等の商品にアスベスト混入の疑いがあるとして、商品の回収を発表したニトリ。
2016年12月から今月16日までに販売した9商品約241万個を自主回収するといわれています。
少し前に「カインズ」の珪藻土バスマットの自主回収のニュースも流れ話題となりましたが、まさかニトリもとは…
今回大きく取り上げられていえう商品はバスマットですが、珪藻土を使った商品って、ニトリでたくさんありますよね。
我が家も珪藻土のスプーンや湿気取りなんか愛用していたのですが。これは大丈夫なのか心配です。
ということでバスマット以外のニトリの珪藻土商品は安全なのか、調べてみました。
ニトリの珪藻土バスマット自主回収でスプーンやコースターは?
ニトリの珪藻土バスマットが問題となりましたが、その他にも珪藻土を使用した商品を検査した結果、「石綿含有の可能性のある商品」「調査中の商品」については、販売を中止するとのことです。
【珪藻土使用商品の検査結果、販売状況について】
石綿含有の可能性があることが判明した商品 | 9 | 販売中止 |
調査中の商品 | 29 | 販売中止 |
石綿含有はなく安全が確認された商品 | 100 | 販売継続または 販売終了(完売) |
販売を中止した商品一覧がこちらになります。
石綿含有の可能性があることが判明した商品をみると、コースターとバスマットのようですね。
個人的には砂糖や塩の容器に入れていたスプーンやスティックタイプのものは石綿含有はなく安全が確認された商品となっていたため、少し安心したのですが、危険な部室が含まれている商品が手元にあるのは嫌ですよね…
ニトリの回収される商品、安全が確認された商品の一覧については、こちらのページにすべて掲載されていました。
【追記】ニトリのすべての商品が検品完了!回収対象商品は?
に取るによると上で上げた商品のすべての検品が完了したとのことで、回収対象商品が発表されていました。
以上の18商品が回収対象商品となります。
ニトリがアスベストを含有している商品を回収・対応はいつになる?
これらアスベストを含む商品をニトリが回収等の対応をするのは、「遅くとも2021年1月中旬まで」と発表されています。
ニトリの公式サイトにて、すでに店舗での回収はおこなわれているようです。
しかし店舗へ持っていくことが困難な人への対応については、1月中旬に発表されるとのことです。
【商品回収方法について】
① 直接店舗へお持ちいただけるお客様
対象商品をビニール袋に 2 重に入れ、テープ等で封をしていただき、お近くの店舗まで
お持ちください。店頭にて商品を確認の上、交換またはご返金をさせていただきます。
全国のニトリとデコホーム全店に珪藻土回収相談カウンターを設置いたしましたので、
そちらでご対応させていただきます。
なお、当社販売製品以外の珪藻土製品につきましては、店頭にお持ち込みいただいても
お引き取りはできかねますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。https://www.nitori-net.jp/ecstatic/image/pdf/nitori_inspection_20122515.pdf
② 店舗へのお持ち込みが難しいお客様
対象商品はごみ等で廃棄せずに、ビニール袋に 2 重に入れ、テープ等で封をしていただき、
回収までご自宅で保管していただくようお願いいたします。回収方法については、1 月中旬より
順次ご案内をさせていただきます。
回収後の対応としては、交換または返金する方針ということです。
同じような内容で珪藻土商品を回収するカインズは返金するとのことなので、ニトリも返金対応を取るのかなト個人的には感じますが…
アスベスト含有商品はどう保存しておくべき!?
ニトリの公式にはこのように記載されています。
お客様には重ね重ねご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんが、該当商品がお手元にございましたら、直ちにご使用を中止いただきますようお願い申し上げます。つきましては、回収方法をご案内させていただくまで、商品はごみ等で廃棄せずに、ビニール袋に 2 重に入れ、テープ等で封をした上で保管をお願いいたします。
https://www.nitori-net.jp/ecstatic/image/pdf/nitori_oshirase2.pdf
万が一アスベストがが飛散することがないように、二重にした袋に入れてテープで封をするということです。
ちなみに通常通りに使用をしている限りはアスベストが飛散する恐れはないようで、健康被害に遭う恐れは少ないようです。
しかし、商品を削ったり割ったりしたときに、アスベストがが飛散する恐れがあるようです…
特にニトリの珪藻土のバスマットは割れたと言う話も聞くので、すぐに使用を停止して袋に詰めて保管しておいたほうが良いですね!
ニトリの珪藻土バスマットが回収された原因のアスベストって?
ではそもそも今回珪藻土の中に含まれていて問題となっているアスベストって、どんな物質なのでしょうか。
アスベスト(石綿)は、天然にできた鉱物繊維で「せきめん」「いしわた」とも呼ばれています。石綿は蛇紋石族と角閃石族に大別され、以下に示す6種類があります。そのうち、わが国で使用された代表的な石綿は、蛇紋石族の白石綿(クリソタイル)と角閃石族の茶石綿(アモサイト)、青石綿(クロシドライト)です。
https://www.erca.go.jp/asbestos/what/whats/index.html
石綿は、とても細い繊維であることから、熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持っているそうです。
これらの特徴を活かし、1970年から90年にかけて建材(吹き付け材、保温・断熱材、スレート材など)、摩擦材(自動車のブレーキライニングやブレーキパッドなど)、シール断熱材(石綿紡織品、ガスケットなど)といった様々な工業製品に使用されてきました。
しかし、その後肺がんや中皮腫を発症する発がん性が問題となり、2012年3月1日以降、日本では石綿及び石綿をその重量の0.1%を超えて含有するすべての物の製造等が禁止されています。
アスベストは潜伏期間が平均で40年ほどあり、1960年代〜の石綿輸入量の増加した時期に被害に合われ、2017年に中皮腫で死亡された方は1,555名ということで、1995年の3倍以上にもなっているとのデーターも!
すぐには症状がです分からないけれど、40年という期間体の中を蝕んできて、人を死に至らしめる物質だと考えると、とても恐ろしいですよね…
ニトリの珪藻土商品の製造元は中国の会社だった!
今回問題となっているニトリの珪藻土商品ですが、どうやら中国の会社1社に製造を依頼していたようです。
アスベストが含まれや原因については報告がないと言われており、現在調査中とのことです。
調べてみると、2019年の段階でも中国ではアスベスト関連企業が存在しており、アスベストを使用した製品を扱っている企業があるようです。
世界的にもアスベストの危険性というものは証明され、使用禁止になっている物質なのにも関わらず、未だにアスベストを使用して製品を作っているというのは、かなり驚きですし、即辞めたほうがいいんじゃないの!?と感じてしまいます。
日本製珪藻土を使用した安心バスマットを紹介!
今回問題となったニトリの珪藻土のバスマット。
中国製ということでかなりお安く提供されていたようですが、結果として危険な物質であるアスベストが含まれていました。
しかしながら日本製の安心できる人気の珪藻土バスマットも発見しましたのでご紹介します。
日本製で有名なブランドが「soil」の商品です。
「宇部興産」のバスマットもレビュー評価も高く、日本製で安心人気商品となっています!
こちら「アスウェル」の商品もレビューの評価が高かったです。
ニトリの珪藻土マットが2000円程度だったことを考えると、日本製の商品はやはり少し高く感じますが、安心安全というところを考えるとこちらの商品を少し高くても購入したくなりますね。
まとめ
ニトリの珪藻土商品のアスベスト問題についてまとめました。
珪藻土のバスマット以外にもコースター等何点も回収対象となっているようです。
普通に使用している限りではアスベストが散布することはないようですが、すぐに袋に入れて保管しておきましょう。
アスベストは健康被害を起こす大変危険な物質なので、十分注意したいですね。
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