ジブリ映画でアカデミー賞にノミネートもされた「思い出のマーニー」
杏奈とマーニーの友情を描いた不思議で素敵な物語になっていますが、このお話には謎めいた部分も多くちょっと不思議なお話ですよね。
この思い出のマーニーで話題となっているのが、「百合映画ではないか」というところ。
「思い出のマーニー」は本当に百合映画なんでしょうか。
今回は「思い出のマーニー」は百合映画を意識して作られたものなのかどうか、世間の見解はどうなのか等についてまとめてみました。
「思い出のマーニー」は百合映画?
結論から言うと、「思い出のマーニー」は百合映画ではないと思われます。
ポスターには、「あなたのことが大好き」なんて背中合わせの杏奈とマーニーが描かれていることもあって、映画を見ていない人にとってはまるで百合映画のようですよね。
映画の中でも、悩みを打ち明ける杏奈を抱きしめながらマーニーは「泣いてもいいよ、杏奈…あたしはあなたを愛しているわ。今までに会ったどの女の子よりもあなたが好き。」なんて言っています。
それに対して杏奈も「私もマーニーのことが一番好きだよ。今まで会った誰よりも…。」
なんて返しているんです。
これ完全に友情を超えてますよねw
しかしネタバレになってしまいますが、マーニーは杏奈の祖母であることがわかっています。
ということからこの二人の関係は恋愛や友情というものを超えた、家族愛が描かれたものだと私は感じています。
とはいっても「思い出のマーニー」には百合要素もたくさん!
「家族愛」と言いつつ、上でも一例上げたように二人の関係には百合要素が満載なんです!w
まず杏奈はショートカットでシャイなちょっと中性的な印象も思わせるような見た目に対し、マーニーはブロンドのロングヘアーに美人な顔立ち、そして白のワンピースといういかにも可愛い女の子という見た目。
なんか二人の描写から、百合の気配を感じます。
そして二人の絡みにも結構百合の要素があるんですよね!
まずは二人の初対面のシーン。
はじめて会ったマーニーは杏奈の手を両手で包み込むようにやさしく杏奈の手を握り、それに驚いた杏奈は顔を赤らめます。
さらにばあやたちにバレないよう木の陰に隠れるときにはマーニーが杏奈の肩を抱きよせ、それに抱き寄せられた杏奈はまたしても赤くなっているんです。
また、二人のボートのシーン。
マーニーの漕ぐボートでピクニックに出かけた二人。マーニーは杏奈にもボートの操縦を教えるため、杏奈の手を取って一緒にボートを漕ぐのですが、そのときに杏奈の背後から抱きしめるように手を取って一緒に漕ぐんですよね。
まるで彼氏が彼女に操縦の仕方を優しく教えているような描写には、どきどきしてしまいます。
そしてお屋敷でダンスパーティーのシーン。
居心地が悪そうにひとり隅に佇む杏奈をよそに、マーニーは同年代の少年と一緒に踊り出します。
それを見て不機嫌になった杏奈は、マーニーに「あの人誰?」と嫉妬して詰め寄るシーンも!
これまではマーニーが杏奈に対して積極的だったのが、杏奈が逆に惹かれて嫉妬しているような。
まるで恋の駆け引きをしているようなシーンですよね!
これらのシーンは恋愛をイメージさせる要素が沢山で、百合好きに楽しめるシーンとなっていると思われます!!
また実際監督もちょっと百合要素を意識しているようです。
「思い出のマーニー」の百合要素について世間の声は?
実際に「思い出のマーニー」を見た人にとっては、百合映画として評価されているのかどうか調査してみました。
まずは百合だという意見。
百合好きの方々の中では、やはり思い出のマーニーは百合っぽいと感じている方が多く、ファンも多いようですね!
また思い出のマーニーを機に百合に目覚めたなんて人もいました!!
では「思い出のマーニー」は百合ではないという反対意見も!
百合じゃないという意見の人も「百合要素は認める」という方も多く、ただ百合映画というものだけではない表現の仕方を評価している意見が多いような気がしました。
「思い出のマーニー」百合説の考え方は人それぞれ!
ジブリ映画「思い出のマーニー」の百合説についてまとめました。
結果としては、百合要素も盛り込まれてはいるけれど、それだけではなく家族愛も表現されている素晴らしい作品だということです!
百合映画として楽しむのもありではないかと思います!
なんせ監督も少し百合を意識している気もしますし…!!
万人に愛されている映画であることは間違いないです!!
こちらもどうぞ!
[kanren id=”7743″ target=”_blank”]
コメント