キキにとって大きな出会いとなるのが、キキより一つ上の男の子のトンボです。
空にこの上ない憧れを持っていて、果敢にも人力で飛べるチャリンコプロペラ機を作ってしまうほどの熱の入りようです。
そんなトンボがキキと出会ったきっかけは、キキが空を飛んでいるのを見かけたことでした。
飛行少年としての血が騒いでしまって、空を飛ぶことについてたくさん話そうとキキに声をかけたのです。
まるメガネに赤と白のしましまTシャツ、茶色の髪という格好が目を引くトンボという人物像にフォーカスしてみます。
トンボはメガネをとるとイケメンだった!
メガネキャラと言えばトンボが1位になるくらい、あの丸い太縁のメガネはトレードマークになっています。
でも、そんなメガネを外したら実はイケメンなのではという声があるのもまた事実です。
まだまだ少年なのでイケメンとまでは言わないまでも、確かに素顔は可愛らしい爽やか青年な感じですよね。
顔立ちも整ってるから、大人になったらむしろメガネの似合うインテリ系の素敵な男性になるのかも。
そういった意味では今はまだあか抜けない感じで、少し鈍臭さもあり純粋で素朴そうな印象もあります。
しかも、あのしましまのシャツとジーパン姿ですから、どうしたってウォーリーを探せのウォーリーにしか見えません。
そんなちょっと滑稽な感じも、今のトンボの持ち味といったところでしょうか。
トンボは一途な性格も魅力的!
トンボは、自分の好きなモノ、人にはとことん貫き通すような一途さを持っています。
例えば空への憧れという事においては、自分でプロペラ機を作ってみたり、初対面のキキに空を飛ぶことについて質問したり、積極的に飛行船を見に行くなど。
あくなき探究心と行動力を見せます。
また、気になる存在のキキに対しては、不審がられて素っ気ない態度をされていても臆せず話しかけたり、パーティーや飛行船に誘ったり。
自分からパーティーに誘ったとはいえ、仕事のトラブルで遅れているキキを雨の中ずっと待っていてくれたり。
一見、しつこいとも取られかねないのですが、トンボの場合はむしろ一途にグイグイいくと取った方が正しいようです。
良くも悪くも周りが見えなくなるようなところがあるのでしょうが、好きなコトに対して真っ直ぐぶつかっていく感じは好感が持てます。
そんな一途さがキキの心を動かして、仲良くしたい大切な人だと思えるようになったのかもしれませんね。
トンボの性格が嫌いという声も
先ほど、良くも悪くも周りが見えなくなると言いましたが、そんな一途で行動的なところが悪い方へ働く場合もあります。
それだけでなく、明るく物怖じしないところだって嫌いという意見もあったりします。
たしかに、初対面のキキにガンガン話しかけたり嫌がられているのにも動じないところなんかは、デリカシーがなくとにかくうざいと感じちゃいますよね。
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しかも仲良くもないのに「魔女子さん」と気安く呼んだり、一緒にいる友達グループもチャラチャラしていて軟派な印象です。
そんな風にして捉えてみると、なんとも信用のおけない軽いヤツという感じで嫌ですね。
にも関わらず、見た目は陰キャラな感じもあるため、無理して友達に合わせてるのか、はたまたいじめられてでもいるのかと勘ぐってしまいます。
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キキも最初はトンボが苦手だった⁈
思春期真っ盛りのキキにとって、最初はそんなトンボが煙たかったのは間違いありません。
「ねぇねぇ、君って魔女なんでしょ⁉︎」なんて馴れ馴れしくされたら、誰だってドン引きしちゃいます。
きっとキキも、空を飛べるという人と違う特技をからかわれて面白がられているように感じたんじゃないかなと思います。
でも、トンボの本当の良さが出てきたり分かってくるのはその後からなんですよね。
たぶん一度会っただけなら印象は最悪だけど、折に触れて誰にでも気さくに話しかけるところを見たり、コミュニケーションをとる努力をしてくれたり、自分の憧れの空のために一生懸命頑張ったり。
トンボの態度や行動に裏がないと分かってくると、根は良いヤツじゃんと理解できます。
キキも、トンボのいろいろな場面を見かけることで、苦手意識から仲良くしていたい人へと徐々に変わっていったのだと思います。
まとめ
トンボという人について掘り下げてきましたが、一言で言うと誤解されやすいタイプなようですね。
持ち前の明るさや人懐っこさがチャラい人と思われてしまったり、一生懸命で必死なところが鈍臭くて気が利かないととられてしまったり。
ちょっと損なタイプに見受けられます。
でも逆に言えば、噛めば噛むほど味が出るというか、仲良くなればなるほど良いヤツなのが分かる感じですね。
だからこそ色々なタイプの子と仲が良く、交友関係が広いのも納得がいきます。
とはいえ、本来のトンボのキャラ設定というのは、当時の感覚として一番女の子にモテるキャラというものだったらしいです。
明るくてコミュニケーション能力に長け頭も良い、だけどちょっとだけ不良という設定です。
確かに設定内容としてはモテキャラだと思えるのですが、トンボに描くイメージとはかけ離れているように感じます。
今感じているトンボを、キャラ設定の内容として文字化するなら「一途で真っ直ぐで天然の明るさを持つけど、人に勘違いされやすい損な役回りの、ちょっとオタク気質な将来イケメンキャラ」といったところでしょうか。
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