本家とおばあちゃんの関係は?本家のおばあちゃん情報もまとめ!【となりのトトロ】

病院からの電報を受けて、カンタのおばあちゃんの本家へとサツキは電話を借りに行きます。

この時代はまだ電話も全世帯に行き渡っていない頃だったので、何かあったら設置してある家で電話を借りて連絡をとるというのは珍しいことではありませんでした。

ですから、サツキもおばあちゃんの指示でそうさせてもらったわけですが、その時、炉端にポツンと座るもう1人のおばあちゃんを発見です。

カンタのおばあちゃんからするとそこは本家ということですが、またタイプの違うおばあちゃんで、カンタも知っているようだけどちょっとよそ行きの雰囲気です。

関係性を整理しつつ、その頃の時代背景にも少し触れていきます。

目次

トトロのおばあちゃんと本家の関係は?

http://flying-fantasy-garden.blogspot.com/2013/12/blog-post.html

炉端にいるおばあちゃんは、カンタの親戚ということになります。

最近はそういった価値観も薄れてしまったかもしれませんが、本家とは、ざっくり言って祖先のもともとのお家ということです。

つまりここでいうと、おばあちゃんたちの親の家が本家ということになります。

そこから子どもが巣立ち、別で所帯を持ち自分の家を持つとそこは分家となるわけで、それがカンタの家ということです。

ですから、炉端のおばあちゃんとカンタのおばあちゃんは、兄弟姉妹の関係ということになります。

ただし、お嫁に来たのか婿をもらったのかは定かではないので、二人の血のつながりがあるかまではわかりません。

そして、カンタとの関係となると、自分の家の孫は内孫ですから、炉端のおばあちゃんからするとカンタは外孫という親戚関係になるわけです。

本家のおばあちゃんがおっとりしていてかわいい!

https://ameblo.jp/yoshiki-0722/entry-11790101566.html

そんな本家のおばあちゃんは、とてもゆったりおっとりしていて、物腰の柔らかいソフトな感じのタイプのおばあちゃんです。

電話をかけることに気がせっているサツキとの対比で描くことで、より一層サツキの焦り具合が伝わるというものですが。

カンタのおばあちゃんとはまた違うタイプの、かわいらしいおばあちゃんであることは間違いありません。

しかも、カンタのサツキへのちょっとした恋心を見抜いてか、サツキのことを「かわいい子じゃねぇ、カンタ」と振るあたり、本家のおばあちゃんも鋭いです。

とはいえ、このゆったり感には、本家と分家の違いが描かれているとも感じます。

やはり本家というのはその家系の長ですから、電話も所有しているし、ある程度余裕のある生活もできる環境にあるわけです。

それと対比して、分家のカンタのおばあちゃんは、もんぺにほおっかむり姿で畑仕事をしている庶民派の環境です。

だからこそ、それぞれに違うタイプのかわいさや温かみ、優しさを感じるのかもしれません。

本家のおばあちゃんの声優は誰?

この本家のおばあちゃんの声は、鈴木れい子さんという女性声優さんで、同じジブリでは「天空の城ラピュタ」でシータの祖母役として出演されています。

1970年代から現在に至るまで、おばさんやおばあちゃんの声役で出演される事が多く、テレビアニメや映画、海外ドラマの吹替えと大活躍です。

https://www.artsvision.co.jp/talent/825/

ですから、出演された作品は数知れず、年配女性の声を得意とするものの、少年の声からナレーションまで務めるオールラウンダーでもあります。

そんな多彩さはご自身の趣味にも表れていて、日本舞踊にスキー、合気道と多種に渡ります。

よく知る方からは、めちゃめちゃ元気なおばあちゃんという印象のようです。

本家でさつきが借りた電話の料金はいくらくらい?

さて、サツキが借りた電話の料金はざっと計算すると当時のお金で42円現在の価値でいうところの215円ほどです。

これは、家のある所沢から父親の勤め先である東京の都心の大学まで、おおよそ40Kmとした場合の計算です。

当時は、1分14円だったようなので、3分ほどのやり取りが交わされたとすればその金額になります。

今現在、固定電話から同じ距離を電話したとすると、1分30円なので3分話したら90円という計算になります。

お金の価値から考えると、当時の通話金額は今の倍以上だったといえます。

しかも、現在のように番号を押せばすぐ相手につながるというものではありません。

http://pasoco.blog.jp/archives/1072013271.html

一旦、呼び出しハンドルで交換手につながり、そこに相手の番号を伝えることでやっとつながることができるというシステムです。

携帯電話やLINEだと言っている現代のシステムからは、全く想像もつかないほどのやり取りがあるわけです。

そう思えば、地域に数軒しか設置していないのに、3分215円の高額だとしてもいたしかたない金額といえるのかもしれません。

まとめ

http://pasoco.blog.jp/archives/1072013271.html

今の時代となっては、本家のことや当時の電話のことなど、馴染みのないものばかりだったかもしれませんね。

今は親戚付き合いも祖父母くらいまでと割とこじんまりとしていますが、当時は本家分家と大所帯だったことがわかかります。

逆に電話にしたら、持ち歩くことができて相手とパッと連絡が取れる状況なんて、トトロの時代では考えられなかったはずですよね。

これは昔は良かった的な話ではなく、そんな文化や習慣の上に今の私たちの文化があると思うと、なんだかノスタルジックな気分になれるということです。

トトロを見て、通り過ぎてきたそんな時代のことを懐かしく思い浮かべるのも、新しい観かたとしていいんじゃないでしょうか。

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