姫野和樹選手のラグビー歴が気になりませんか?
2019年9月28日のワールドカップ、対アイルランド戦。優勝候補にも挙げられている格上チームから、歴史的大勝利を収めました。
得点を挙げた、福岡選手や田村選手の働きに注目が集まるこの試合。
しかしその陰には、「スコア」には表れない姫野選手の活躍がありました。
187㎝、108kgと日本人離れした体格の姫野和樹選手。
果敢なアタックで、日本チームの陣地を進める場面が何度も。
超重量級の相手に対して、決して引けを取らない力強さを見せてくれました。
本記事では、そんな姫野和樹選手のラグビー歴に注目。
「ラグビーはいつから始めた?」「中学や高校では?」
気になる点を掘り下げていきます。
興味を持たれた方、ぜひご覧くださいませ。
姫野和樹は幼少期どんな子だった?
1994年7月27日、愛知県名古屋市で姫野和樹選手は生まれました。現在25歳です。
幼いころから体を動かすことが大好きだった姫野選手。
放課後は皆で野球しよう、サッカーしよう、鬼ごっこしよう、という感じで、くたくたになって家に帰る子どもでした
インタビューで、このように語っておられます。
まさに姫野選手のイメージにピッタリ。
元気でパワフル、そんな幼少期を過ごされたようですね。
幼いころから人一倍体が大きかった姫野選手。
同年代の子供たちと遊ぶ中で、しだいにその体格を持て余すようになりました。
身体的な差がありすぎて、何をするにも全力を出せなかったんでしょうね。
体が大きいといっても、遊び盛りの少年時代。
思う存分力を出せないことに、もどかしさを感じていたことでしょう。
姫野和樹がラグビーを始めたのは中学2年生
出典:twitter
地元名古屋市の御田市立中学校に進学。
ここで姫野選手は、今後人生を捧げることになるスポーツ「ラグビー」に出会います。
いろいろなスポーツをやっていくなかで自分の身体の大きさを最大限に活かせると思ってラグビーを始めました。ただ純粋に、楽しかったというのもありました。
このように姫野選手は語っておられます。
ラグビーと出会い、熱中する中学時代。
このころから既に、現在所属している「トヨタ自動車」でプレイしたいと思っていたそうです。
また、中学当時からずば抜けた怪力だった姫野選手。
「教師と腕相撲、相手の腕をへし折ってしまう」という武勇伝も・・・
その際、先生に怪我を負わせたことに動揺し、泣きそうになったとか。
確かに先生に怪我を負わせてしまうなんて、とんでもないことですが、それで泣きそうになるなるなんて、心の優しい少年だったんでしょうね!
高校ではジュニアジャパンにも選抜される実力だった
御田中学校を卒業し、春日丘高等学校(現中部大春日丘)へ進学。
恵まれた体格と実力が評価され、1年生の頃からスタメン起用されます。
2年連続の全国大会出場にも大きく貢献。
華々しい結果を残していますね。
それと同時に、高校時代には大きな挫折も経験。
それが、「日本代表候補」に選出された1年生の頃。
力自慢の姫野選手でしたが、全国から集まった猛者の中では「並」。
はじかれたり吹っ飛ばされたり・・・自信を持っていた力が通用しなかったそうです。
この出来事をきっかけに、本格的なウェイトトレーニングに取り組みます。
その結果、90㎏だった体重が103㎏にまでビルドアップ。
コンタクトの強さはもちろん、プレイの幅も広がりました。
挫折を糧とし、さらなる進化を遂げた姫野選手。
高校3年の時、ジュニアジャパンにフォワードとして選抜されます(2013年)。
10代後半~20代前半の若手プレイヤー、計51名が参加。
その中で高校生は、姫野選手を含め3名のみでした。
当時からどれだけ有望視されていたか、お分かりいただけると思います。
[memo title=”MEMO”]ジュニアジャパンとは?
「ジュニア・ジャパン」は、若手プレイヤーを対象とした日本代表選手育成プログラム。
・2015年ワールドカップで世界ランキング10位以内
・2019年ワールドカップでベスト8
上記を目標に掲げ、達成に向けたトレーニングを受けます。[/memo]
強豪帝京大学では8連覇に貢献!
出典 : Twitter
2013年、帝京大学に入学。帝京といえば、サッカーや野球の強豪として有名ですよね。
ラグビーも同様で、日本トップクラスの実力と戦績を持っています。
この名門においても、第一線で活躍する姫野選手。
大学1年の頃から公式戦に出場しています。
印象的なのが、大学選手権での戦績。大学ラグビーにおける、全国大会に当たるのですが・・・
姫野選手在学中の4年間は、負けなしの4連覇。
通算連覇記録を「8」に伸ばしています。
姫野選手をはじめとする当時の帝京大メンバーにとって、「勝ち続けること」は大きな重責でもあったことでしょう。
そのプレッシャーを跳ね飛ばし、連覇を成し遂げた「チーム力」の強さと「メンタル」の強さ。
すごい!としか言いようがありませんね。
トヨタでは主将を務め数々の賞を受賞!
出典 : Twitter
2017年に帝京大学を卒業後、中学からの念願だったトヨタ自動車ヴェルブリッツへ加入。
加入してから間もない5月半ば、姫野選手に驚愕の知らせが届きます。
それは、「キャプテン」への任命。
例えるならば、新入社員が突然課長や部長に任されるようなもの。まさに異例中の異例でしょう。
その期待を裏切らないのが、姫野選手のすごいところ。
トップリーグ1年目から公式戦に出場。日本代表にも選ばれ、結果を出し続けます。
その活躍が評価され、トップリーグ新人賞受賞。さらには、1年目にしてベストフィフティーンに選出されました。
2018年にはサンウルブズに加入。
国際リーグのスーパーラグビーに参戦し、さらに活躍の舞台を広げています。
まとめ
恵まれた体格、そして熱いラグビーへの情熱を持っていた姫野選手。
学生時代から輝かしい歴史を残していますが、その裏には人知れぬ挫折がありました。
それに腐らず、自らの成長へつなげたことで培われた「心」の強さ。
これが現在のプレースタイルにも影響しているのかな、と思います。
現在所属しているトヨタ、あるいは日本代表においても、確固たるポジションを得ている姫野選手。
今後も日本の中心選手として、ますます活躍されることでしょう。
いやー、目が離せませんね!
本記事をご覧いただき、ありがとうございました。
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