ピーター・ラブスカフニ選手の経歴やテクニックが気になりませんか?
ワールドカップ 対アイルランド戦、サモア戦においてゲームキャプテンを務めたピーター・ラブスカフニ選手。
勝利のため、必死にボールを追いかけ激しくぶつかり合うラグビーの試合。
そんな最中でもゲームの流れを見極め、チームに指示を出せるのがラブスカフニ選手。
冷静な判断力とリーダーシップで、日本代表を支える大黒柱です。
加えて、注目したいのがその高いディフェンス力。
相手の動きを封じる強烈なタックル、そしてボールへの素早い絡み・・・
ラグビー日本代表の快進撃に大きく貢献するラブスカフニ選手。
本記事では、そんなピーター・ラブスカフニ選手のラグビー経歴と、テクニックをご紹介。
「ラグビーはいつから始めた?」「どういうところがすごいの?」
気になる情報をまとめています。
興味を持たれた方、ぜひご覧くださいませ。
ピーター・ラブスカフニの南アフリカでの活躍は?
1989年1月11日生まれ、南アフリカ共和国のプレトリア出身。現在30歳のピーター・ラブスカフニ選手。
母国の南アフリカでは、ラグビーが国技となっています。
代表チームは世界ランキング5位の超強豪。
選手達は、南アフリカの人々にとってスーパースター。憧れの存在です。
そんなこともあり、幼い頃から自然とラグビーに興味を持ったラブスカフニ選手。
7歳のころから、ラグビーを始めました。
フレーステート大学卒業後、2012年からはチーターズ、2015年からはブルズに加入。
両チームとも、国際リーグ「スーパーラグビー」に参加する、南アフリカのチームです。
若い頃から世界を舞台に戦い続け、経験を積んでいます。
また、2013年には南アフリカ代表に選出。練習や遠征に参加します。
出典 : Facebook
残念ながら、出場機会には恵まれませんでした。
ですが先述したように、南アフリカ代表といえば世界トップクラスの強豪。
選ばれるだけでもすごいことなんですよ!ほんと。
ピーター・ラブスカフニの日本での活躍は?
出典 : Twitter
2016年、日本のトップリーグチーム「クボタスピアーズ」からスカウトを受けるラブスカフニ選手。
これを機に来日、以降日本で暮らしています。
ここで1つ気になることが。
南アフリカ国内で、十分に活躍していたピーター・ラブスカフニ選手。
なぜクボタ加入を承諾し、来日することになったのでしょうか?
この決断には、2015年ラグビーワールドカップ「日本対南アフリカ戦」が影響しています。
日本が南アフリカから歴史的勝利を収めたこの試合。
一進一退の攻防が続き、スコアは29対32で南アフリカが3点リード。
試合終了間際に日本は、敵陣でペナルティを獲得します。
この状況の日本チームには、2つの選択肢が存在しました。
・キックゴールで引き分けを狙う。
・スクラムからのプレーで逆転、勝利を目指す。
ここでスクラムを選択した日本代表。トライを決め、ラグビー史上に残る逆転大勝利となりました。
この試合を、地元のバーで観戦していたピーター・ラブスカフニ選手。
スクラムの選択の勇敢さに感銘を受けました。
勇気を持った行動をするのが日本の1つの文化だと思った。
日本に行くことはいいことだと思った。
後にインタビューで、このように語っています。
2018年には、日本のスーパーラグビーチーム「サンウルブズ」に加入。
そして2019年、日本代表に選出。ワールドカップにおいて、世界中の猛者を相手に躍動します。
[memo title=”MEMO”]海外プレイヤーの日本代表資格
海外選手が日本代表の資格を取得するためには、以下の条件があります。
① 日本で出生している
② 両親、祖父母の1人が日本で出生している
③ 日本に連続居住3年以上
[/memo]
ラブスカフニ選手の場合 ①、②に該当しないため、3年以上日本に住み続ける必要がありました。
2016年の5月ごろ来日されていますので、ちょうどワールドカップにギリギリ間に合うタイミングで条件クリア。
クボタ加入を少しでもためらっていたら、間に合わなかったかもしれませんね。
ここがすごい!ピーター・ラブスカフニのラグビーテクニックとは
ラブスカフニ選手のすごいところといえば、何といってもそのディフェンス力。
ワールドカップ3戦で41本ものタックルに入り、うちミスは3本のみ。
日本代表にとって、まさに守護神的存在といえるでしょう。
「どうしてラブスカフニ選手はこんなにタックルができるの?」
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
その要因として、ボールに対するズバ抜けた反応速度が挙げられます。
それが顕著に表れているのが、ワールドカップ対ロシア戦。
ラブスカフニ選手が相手からボールを奪い、独走トライを決めた場面です。
パスを受けたロシア選手。そのボールが手元で落ち着く前に、絡みに行ってますよね。
「ボールに反応し、ディフェンスに向かう動作」
これがもう少し遅かったら、相手の動きを止めることはできたとしても、ボールを奪うことまではできなかったでしょう。
まとめ
ここまで、ピーター・ラブスカフニ選手の経歴、およびディフェンステクニックについてお話してきました。
いかがでしたか?
ディフェンス面を中心に、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるラブスカフニ選手。
ゲームキャプテンとして、日本代表を牽引するリーダーシップも持ち合わせた、本当に素晴らしいプレイヤーです。
2021年には来日から5年が経過、日本国籍を取得可能に。
ラブスカフニ選手は現在でも、日本のために精一杯体を張ってくれているのですが・・・
日本国籍も取得して日本人になってもらいたいなあと、個人的にこっそり願っております。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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