神業パスの持ち主、ラファエレティモシーのテクニックや経歴が気になりませんか?
ワールドカップの対ロシア戦、およびアイルランド戦における日本のトライ。
その多くが、ラファエレティモシー選手のプレイをきっかけに生まれています。
「相手ディフェンスのプレッシャーをかいくぐるクイックパス」
「倒れこみながらのノールックパス」
華麗な技術で得点をアシスト、見るものを虜にするラファエレ選手。
本記事ではそんなラファエレティモシー選手の「パス」に着目。
「どこがすごい?」「いつからラグビーを始めた?」などなど・・・
ラファエレ選手の魅力や疑問に迫ります。
興味を持たれた方、ぜひご覧くださいませ。
ラファエレティモシーのすごいパス動画を紹介!
「これさえ見れば、ラファエレ選手のすごさがわかる!」
そんな動画を厳選、紹介していきます。
百聞は一見に如かず、という言葉もありますね。まずはご覧ください。
2019年9月20日 ワールドカップ 対ロシア戦
ロシアのゴールライン間際まで攻め込む日本。
田村選手からボールを受け取ったラファエレ選手は、力強い突破で相手ディフェンスを引き付けます。
ここで倒れこみながらも、後ろから回ってきたトゥポウ選手にノールックパス。
数的優位な状況が生まれ、松島選手のトライに繋がっています。
このプレイで注目してもらいたいのは、ラファエレ選手が出したパスの精確さ。
前を向いた状態で出したノールックパスなのに、トゥポウ選手の手元に「ピタッ」と放り込まれていますよね。
これがもし乱れたパスであれば、松島選手に素早くパスを回せず、トライは生まれなかったかもしれません。
2019年9月28日 ワールドカップ 対アイルランド戦
ラファエレ ティモシー@TimLafaeleが、また決めた❗
本日の中継はこちらから📺
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— ラグビーワールドカップ™ (@rugbyworldcupjp) September 28, 2019
後半開始直後、自陣の中央付近でボールを受け取るラファエレ選手。
フェイントを入れ力強いアタック、相手ディフェンスが何人も引き付けられていますね。
ここで外側で待つレメキ選手へオフロードパス。日本チームの陣地を大きく進めています。
ここでもやはり、ラファエレ選手のパスが光ります。
相手ディフェンスのタックルを受けながらも、レメキ選手の手元へ届ける高度な技術。
一流のラグビー選手でも、なかなか狙ってできるものではないでしょう。
ラファエレティモシーのラグビー経歴は?
1991年8月19日、サモアの首都アビアで出生。現在28歳です。
4歳の頃にニュージーランドのオークランドへ移住。家族や親類の影響を受け、6歳からラグビーを始めます。
ニュージーランドといえば、代表チーム「オールブラックス」で有名ですね。
出典:https://kashiwa-allblacks.jp/allblacks/20180531_1-1.html
幼いころから、オールブラックスのカルロススペンサーに憧れていたラファエレ選手。
出典:https://buzz.super-rugby.jp/post/28633107711/カルロススペンサーライオンズコーチの任を解かれる
相手の裏をかくプレイ、意表を突くパスが有名で、ニュージーランドを代表するスター選手です。
ラファエレ選手のプレイスタイルにも影響しているようですね。
高校はデラセラカレッジへ進学。スポーツ全般に力を入れている学校です。
特にラグビーでは超強豪校。ニュージーランド代表選手を何名も輩出しています。
実は高校まで、バレーなど他のスポーツも行っていたラファエレ選手。
入学時、父親から『1つのスポーツを選んで集中してやりなさい』と言われたそうです。
それ以降はラグビーに専念。人生をかけて取り組むように。
デラセラカレッジ在学中、ニュージーランド国内王者にもなっています。
日本の大学に進学したラファエレ選手
高校3年の頃、ワールドユースに選抜。その中で、日本で遠征試合をする機会がありました。
ニュージーランドへ帰国したラファエレ選手。彼のもとに、山梨学院大学からのスカウトが届きます。
ご両親からも賛成され、日本行きを決心したラファエレ選手。
2010年高校卒業後、満を持して来日。山梨学院大学へ入学します。
今では日本語ペラッペラのラファエレ選手ですが、当時はもちろん全く喋れなかったそうです。
ラグビーは意思疎通が重要なスポーツ。周囲の協力のもと、一生懸命勉強に励みます。
ラファエレ選手の生真面目さ・実直さが伝わってきますね。
日本のラグビー事情についての知識もなく、来日後に教わったそうです。
その中で、日本の国内リーグ「トップリーグ」の存在を知ります。
それ以降、トップリーグでプレイすることを目標に。日々激しい練習に明け暮れます。
2014年山梨学院大学卒業後、国内トップリーグチームのコカ・コーラレッドスパークスに加入。
大学で培った実績・実力が評価され、念願が叶います。
加入当初は、試合途中での起用が多かったラファエレ選手。
しかし、そのチャンスを逃さずに結果を残し、周囲からの信頼を獲得。
徐々に出場機会も増え、チームの中心選手となります。
2016年には日本代表に選出。
2017年からはサンウルブズに加入。
国際リーグのスーパーラグビーに参戦し、活躍の舞台を広げています。
2019年には神戸製鋼コペルコスティーラーズに移籍。
神戸製鋼は、平尾誠二、大畑大介など数々のスーパースターを輩出した名門チーム。
「より高レベルの環境で自分を試したい」という考えから、移籍を決意したとのこと。
また、2017年に日本国籍を取得。
ニュージーランド人の奥さん、愛犬と共に日本での生活を続けています。
好物は寿司。舌もすっかり日本に馴染んだみたいですね。
ラファエレティモシーのパスは神業!ラグビー歴もすごかった!!
ラファエレティモシー選手の神業パス、ラグビー経歴や来日の経緯などについてお話してきました。
いかがでしたか?
パスの技術のみならず、突破力や走力もハイレベルなラファエレ選手。
今後も日本の中心選手として、チームを牽引してくれることでしょう。
余談ではありますが、ラファエレ選手は奥様を大切にする良き夫であり、柴犬のJax君を溺愛する愛犬家。
サモアに住むご家族も大事にされていて、人としての魅力に溢れています。
ラグビーの腕に加えて、こういった内面を持つラファエレティモシー選手。応援せずにはいられませんね!
本記事をご覧いただき、ありがとうございました。
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