お父さんは気づいてる?サツキとメイがトトロとオカリナを吹くシーンの疑問を解決!

サツキとメイがトトロたちと一緒に、木の上でオカリナを吹くシーンを覚えてますでしょうか。

二人が「夢だけど夢じゃなかった」と振り返った、嬉しいけど不思議な体験をしたある夜の出来事のところです。

トトロたちのおまじないダンスで一気に大きな木へと変化したどんぐりの芽。

大喜びのサツキとメイが駒に乗ったトトロにしがみつくと空をひとっ飛びし、木のてっぺんへ降りたつと一緒にオカリナを吹くのです。

お家ではお父さんが部屋で仕事をしている様子も見て取れ、現実と夢を行ったり来たりしているようななんとも不思議なシーンなのです。

そこでここでは、この幻想的なシーンに注目し解析してみることにしました。

目次

サツキとメイが夜中にトトロと吹いたオカリナに父親は気づいたの?

庭で繰り広げられていた発芽ダンスには、仕事に集中していて気づいていなかったお父さんですが、オカリナの音は気がついたようです。

とはいえ、サツキやメイがオカリナを吹いているとは思っていなくて、単純に今日はよくフクロウが鳴くなあと感じていたのではないかと受け取れます。

メイが音を外したところも、フクロウにも上手く鳴けない子もいるんだなとほっこりしながら、再び仕事の書類に目を落としたのではないかと捉えることができるのです。

つまり、オカリナの音には気がついたけど、フクロウの鳴き声だと思っているというのが多くの解析です。

http://blog.livedoor.jp/a18411lb26hb11/archives/11339987.html

でも、ちょっと怖い裏トトロの世界観では、お父さんが、亡くなってしまったサツキとメイを思い浮かべて想像している場面と捉えるようです。

生きていたらトトロとこんな風に戯れるのではないか、そんな事を考え、それを書き認めているところと解析しています。

ダンスは庭なのに見えていないところや、お父さんの意味深な表情からいろいろな解釈がされているようです。

ただどれにしても、お父さんはそのオカリナの音には気づき反応していることは間違いないようです。

そもそもなぜトトロが吹く楽器がオカリナなのか

http://intiwatana.blog96.fc2.com/blog-entry-164.html?sp

トトロの楽器がオカリナの理由は、まずはフクロウの鳴き声に似ているからと捉えるのが一般的です。

これは、トトロのモデルがミミズクというフクロウの一種だとする説とリンクします。

そもそも、トトロの名前が「ミミンズク」であることや、耳のような羽角があること、シルエットが似ていることなどからそう言われるようになりました。

トトロのモデルの説については、こちらの記事に詳しくまとめてあります!

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そういったなかでオカリナは、「ホーホー」というフクロウの鳴き声みたいな音が出るので、トトロの楽器として選ばれた可能性は大いにあると思われます。

また、トトロが使っている特殊な形のオカリナの音は、低い遠吠えとも風ともとれるような、自然を感じる音だといいます。

トトロが現れる時の森の雰囲気や、駒で飛ぶ時に巻き起こる風などもイメージできたからとも言えるのではないでしょうか。

モデルのひとつのフクロウと絡めたというだけでなく、トトロの世界を楽器によっても再現しようとしているととれます。

トトロの吹くオカリナってどんな形や種類なの?

そんな特殊なトトロのオカリナは、丸っこくってどんぐりの大きいものに穴を開けたような形をしています。

実際、どんぐりはトトロの好物でもあるようなので、その形を模しているのかなとも捉えられます。

ただ、正式なものを辿っていくと、そもそもトトロのオカリナは「土笛」全般を表しているようなのです。

そして、その土笛の種類の中に、トトロが持っていたような丸い形で、吹口と4つの穴からなる陶器製のものがあって、それは「弥生式土笛」というものです。

https://www.suganami.com/info/44174

実際のところ、それは世界最古の楽器の一つと言われていて、雅楽や祭具として使用しており、最も古いものでは6500年前のものだそうです。

そのような背景は、トトロが森の妖精で森の守り神的な世界観とも通じるものがあります。

さらに、そう考えるとトトロが1302歳ということから、トトロからしても先祖代々伝わってきた大切な楽器なのではと読み解くこともできます。

http://intiwatana.blog96.fc2.com/blog-entry-164.html?sp

まとめ

https://matome.naver.jp/odai/2140453311082492401/2140453860086112503

「夢だけど夢じゃなかった」し、「夢じゃなかったけど夢だった」ように感じた、あのオカリナを吹くくだりのシーン。

少しこの世離れしたような幻想的な感覚を持ったのには、ちゃんと理由があったんだと分かりました。

ひとつは、お父さんの表情です。

何が見えてどこまで気づいたのか、そして何を思って優しげな笑顔を見せたのかの捉え方によって、それぞれの解釈ができるからです。

はっきりしないからこそ良い意味でぼんやりしていて、不思議な感覚に囚われるんだということです。

そしてもうひとつは、オカリナという楽器です。

よく目にするそれではなく古代のものを持つことで、ここからも古きに想いをはせ自然の雄大さにイメージをかき立てられるからです。

これらのちょっとした非日常が、トトロの世界を広げているのですね。

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