相手のボールに絡みつくディフェンスのテクニック「ジャッカル」。
ラグビーワールドカップ2019において、よく耳にするワードですよね。
日本代表の姫野和樹選手が得意としており、予選リーグで何度も成功。
ボールを奪う、あるいは相手の反則を誘い、日本チームにとって有利な状況を生んでいます。
本記事では、そんな姫野和樹選手のジャッカルに着目。
ジャッカルの瞬間を収めた動画や、姫野選手のすごさをご紹介。
興味を持たれた方、ぜひご覧くださいませ。
姫野和樹のジャッカル動画は?
姫野和樹選手の素晴らしいジャッカル動画をまとめてみました!
ラグビーワールドカップ2019 対アイルランド戦(9月28日)
後半開始から約20分経過し、スコアは16対12。
自陣ゴール目前まで攻め込まれる日本代表。
トライを決められれば逆転を許してしまう、危機的な状況。
ボールを受け取り、攻める巨漢の相手5番。2番の堀江選手が必死に食らいつき、動きを止めます。
そこに姫野選手が素早く反応。相手の反則を誘い、日本チームは危機を脱しました。
ラグビーワールドカップ2019 対サモア戦(10月5日)
https://twitter.com/rugbyworldcupjp/status/1183687485999595520?s=20後半開始間もない時間帯。スコアは16対12。.
相手5番に対して、4番のファンデルヴァウト選手が強烈なタックルを仕掛けます。
体勢を崩したところに、すかさず絡む姫野選手。
どかそうとサモアの選手が1人、2人と押し込むものの、微動だにしません。
3人目の選手が入ってきたところで、サモアチームにノットリリースザボールの反則が。
姫野和樹のジャッカルの凄さはここだ!
「相手からのプレッシャーをものともしない、強靭すぎるフィジカル」
動画でも触れていますが、挙げるならばやはりこの点でしょう。
ジャッカルは、成功時のメリットが大きいディフェンステクニック。
ボールを奪ったり(ターンオーバー)、相手の反則を誘発したり、味方チームにとって有利な状況に。
しかし同時に成功させるのが難しい技でもあります。
そうはさせまいと、相手選手が全力でぶつかってきますので・・・
プレッシャーに負け、膝をついたり倒れててしまった場合、すぐにその場から離れなければなりません。
そうしないと、プレイを阻害したとみなされ反則を取られることも。
先ほどご紹介した、サモア戦における姫野選手の場合。
ボールに手を伸ばしガッチリ掴む姫野選手。それに対してムッキムキのサモア選手が向かってきます。
しかし、びくともしません。ほぼ両足だけでバランスをとっている状態にもかかわらず。
ベンチプレス180kgで、その怪力が自慢の姫野選手。
その強靭なフィジカルが、ジャッカルの成功に繋がっているようです。
すごいとしか言いようがありません・・・この人やばいですよ!ほんと。
他にも!ジャッカル意外にも姫野和樹の凄技を紹介
出典 : Twitter
オフェンス面でも、すごいテクニックを持つ姫野選手。その1つをご紹介します。
「タックルを受け、倒れたらボールを置く→自分で拾って再度アタック。」
姫野選手1人で陣地を大幅に押し上げる、そんなパワフルなプレイです。
まずはこちらの動画をご覧ください。
2018年のテストマッチ、対イングランド戦。
ラインアウトから展開されたパスを受け取り、アタックを仕掛ける姫野選手。
相手ディフェンスに倒され、ボールを地面に置いていますよね。
普通だと、このボールを9番のスクラムハーフが拾って、パスを出すのですが・・・
姫野選手自らが拾い、再度アタック。大きく前進しています。
相手ディフェンスを引き付ける効果もあり、人数的有利な状況を生むことができる素晴らしいプレイ。
姫野和樹のジャッカルは強靭な肉体だからこそなせる技だった!
姫野選手の十八番とも言えるジャッカル。その動画やすごい点を中心にお話してきました。
いかがでしたか?
日本が誇る最強のマッスル、姫野和樹選手。
プレイを見ていると、フィジカルの強さはもちろんのこと、観察力や判断力に優れているのがわかります。
例えばジャッカルの場面。相手選手が倒れた瞬間、ボールに絡んでいますよね。
相手チームのフォローの状況・味方ディフェンスの状況を分析。
タイミングを見極め、ここぞという場面で一気に仕掛けています。
強靭な肉体に加え、鋭い観察眼を持つ姫野選手。
こういった面があるからこそ、世界の強豪国を相手に堂々と戦えるのだろう。
そんな風に思います。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント