新築の家に追い焚きはいらない?追い焚きのメリット・デメリットやつけない料金の差を調査した

目次

ずばり新築の風呂に追い焚きはいる?いらない?

新築のお家に追い焚きはいるのでしょうか?

ずばり、追い焚きは必要です!!

なぜ追い焚きは必要なのでしょうか。

住宅設備は日々進化しているが・・・

近年の新築住宅は性能が格段に上がり、断熱性能、機密性能が昔の家とは比べ物にならないくらい向上しています。

それに付随してお風呂や給湯器などの住宅設備も性能が上がっています。

お風呂でいうと、「フタをすれば4時間経過しても温度が2.5℃しか下がらない」ほど、浴槽自体の断熱性能が向上しています。

ですがどれだけ性能が良くても、「まったく温度が下がらない浴槽」は現代の技術では作れませんので、

「追い焚きの必要が無いお風呂」ではなく、「昔と比べて冷めにくいお風呂」という認識が正しいです。

例えば夫婦が時間差でお風呂に入った場合

ここで例を1つ挙げます。

夫婦が順番にお風呂に入った時を想像しましょう。仮に17時に40℃のお湯を沸かしたとして、奥様が先にお風呂に入ったとします。当然奥様は40℃の温かいお湯に入れますね。

ただしいくら断熱性が優れていても入浴中は浴槽のフタは外してると思うので、その時は熱が逃げていきます。

奥様が30分入浴したとしたら、その分だけお湯の温度は下がってしまいます。

その後フタをしてお風呂から上がり、遅くに帰ってきた旦那様が夜の21時にお風呂に入ったとします。

そうするとお湯を沸かしてから4時間経っているので2.5℃冷めており、それプラス奥様がフタを開けてた時間だけお湯の温度は下がっています。

仮に3℃下がった37℃だとすると、温かいお湯とは言えませんよね。

旦那様が快適にお風呂に入るためには追い焚きは必要になるのです。

追い焚き機能のメリットとデメリット

追い焚きのメリットとデメリットを説明していきます。

メリットは、①常に温かいお湯にはいれる。②長風呂でも温かさをキープできること。

デメリットは①光熱費がかかる。②配管の清掃が必要。③使えない入浴剤があることです。

1つずつ説明していきます。

メリット① 常に温かいお湯にはいれる。

1つ目のメリットは、常に温かいお湯に入れるということです。

先述した例えの夫婦で考えてみましょう。

17時に40℃のお湯を沸かし、奥様が入った後21時に旦那様が入ったとします。

するとお湯の温度が例の通り37℃だと適温とは言えず少しぬるいですね。

もし追い焚き機能が無いと、旦那様はぬるいお湯に入るか、お湯を1回抜いて新しく入れ直すかしかありません。

追い焚き機能があると短時間で40℃のお湯に温めなおすことができるので、旦那様も快適に入浴ができます。

メリット② 長風呂でも温かさをキープできる。

2つ目のメリットは、長風呂でも温かさをキープできることです。

1時間以上の長風呂だと最後の方はぬるくなっているという方も多いのではないでしょうか。

最近のお風呂はオートの追い焚き機能があるので、お湯が冷める前に自動で温めなおしてくれるモードがあります。

最後まで温かいお湯に入ることができるので、体がポカポカした状態のままお風呂から出られます。

メリット③ 自動お湯張り機能

新築住宅のお風呂では、追い焚き機能の他に、自動お湯張り機能も備わっていることがほとんどです。

湯船のお湯の量をあらかじめ設定しておき自動でお湯張りをしてくれるので、とても便利です。

お湯を出しっぱなしにしたことを忘れていて浴槽からあふれてしまった、という方は実は多いのでは??

自動お湯張り機能があればそのような心配が無く、毎回同じ量、同じ温度でお湯張りをしてくれます。

次はデメリットを紹介していきます。

デメリット① 光熱費がかかる。

デメリットの1つ目は光熱費がかかることです。

お湯を温めなおすので、追い焚きするのとしないのでは光熱費に差が出てきてしまいます。

これに関しては下で詳しく説明しますので、いったんは省略しますね。

デメリット② 配管の清掃が必要。

デメリット②は、配管の清掃が必要なことです。

追い焚きの仕組みですが、ぬるくなった浴槽のお湯を給湯器に送り、温めなおして再び浴槽内に戻します。

新しいお湯を継ぎ足すわけではないので、配管内に雑菌が繁殖しやすいです。

配管内を清潔に保つためには洗浄剤で清掃する必要があります。

洗浄剤はホームセンターや薬局などでも売っているため、追い焚きを使っている方は定期的に清掃するようにしましょう。

デメリット③ 使えない入浴剤がある

デメリット③は、使えない入浴剤がある、です。

追い焚きは浴槽のお湯を配管を通って給湯器に送りますが、その配管や部品は金属が使われていることが多いです。

配管の中に汚れが詰まったり、錆びたりするので注意が必要です。

なかでも、「にごり成分の入った入浴剤」や、「泡タイプの入浴剤」を使うときは、給湯器と入浴剤の両方の取扱説明書を確認してから使いましょう。

追い焚き機能をつけないとどれくらい安くなる?

給湯器に追い焚き機能の有りモデルと無しモデルではどれくらい値段が違うのでしょうか?

まずはガス給湯器から。

新築住宅の単世帯(二世帯住宅ではない)で一般的に使われている「エコジョーズ 24号」だと、

追い焚きありモデルは約20万円前後、追い焚き無しモデルはでは約10万前後。

価格差は約10万~15万円でした。

同じく新築住宅の単世帯でオール電化の給湯器「エコキュート 360L」では、

追い焚きありモデルは約45万円前後、追い焚き無しモデルはでは約35万円前後。

こちらも価格差は約10万~15万円の差。

ガスでもオール電化でも、給湯器の価格差は同じような結果となりました。

近年の新築住宅に選ばれる給湯器は、ほぼ全てが追い焚き機能付きが標準となっており、またハウスメーカーとガス会社が提携して、上記よりも安く給湯器が付けられることもあります。

新築住宅を検討している方は、追い焚き無しモデルだとどれだけ安くなるのか一度ハウスメーカーのスタッフに聞いてみるのもいいかもしれません。

追い焚きは一回いくら?入れ直しとどっちが安いの?

追い焚きは一回いくらかかるのでしょうか?

入れ直しとどちらがお得なのか、気になるところですね。

結論:追い焚きの方がお得!

結論から言うと、入れ直しより追い焚きの方がお得です。

追い焚きはお湯を温める光熱費だけで済みますが、入れ直しはそこに水道代もかかります。

さらに追い焚きはぬるま湯を温めることが多いのに比べて、入れ直しは外気温の水を温めることになるので、

余計に光熱費がかかります。

そのため追い焚きで追い焚きで温めた方がお得といえるでしょう。

それぞれの金額を出すことは非常に難しい

それぞれいくらかかるのか、気になるところですよね。

実は計算で出すことはほぼ不可能なのです。。。

なぜかというと、都市ガス、プロパンガス共に値段が常に上下していますし、

電気、ガスの自由化により各会社で料金設定が可能なため、全国平均のような数字で計算してもあてにならないのです。

プロパンガスだと会社によって3倍以上価格が違うこともあったりと、地域によっても価格は大きく変動します。

知る唯一の方法はあなたの地域にあるハウスメーカーに聞くことです。

ハウスメーカーはその地域のガスや電気代の相場を調査してくれますので、

光熱費の一番リアルな金額を教えてくれます。

ハウスメーカーがガス会社と提携していて、格安のガス料金プランがあるかもしれないので、

全国平均や過去のデータにはとらわれず、各地域の金額を聞いてみましょう。

まとめ

・ずばり、追い焚き機能は必要です。

「まったく温度が下がらない浴槽」は現代の技術では作れませんので、追い焚きは必要でしょう。

・追い焚きのメリット

①常に温かいお湯にはいれる。②長風呂でも温かさをキープできる。

・追い焚きのデメリット

①光熱費がかかる。②配管の清掃が必要。③使えない入浴剤がある

・追い焚き機能無しの給湯器だと10~15万円安くなる。

ただし最近の新築住宅のほとんどは追い焚き機能付き

・追い焚きと入れ直しは追い焚きの方がお得。

皆さんも追い焚きをして温かい湯船で気持ちのいいお風呂に入りましょう。

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